
エルサレム:イスラエル軍は木曜日、イエメンから発射されたミサイルを迎撃したと発表し、イランの支援を受けるフーシ派反政府勢力が、イスラエルによるフーシ派目標への攻撃を受けてこの攻撃を行ったと主張した。
フーシ派は弾道ミサイルを使用して「質の高い軍事作戦」を実施したと、軍事スポークスマンのヤヒヤ・サリー氏がビデオ声明で述べた。
イスラエル軍は、X の投稿で、夜明け前にイスラエルの複数の地域で空襲警報が鳴った後、イエメンから発射されたミサイルが迎撃されたと発表していた。
フーシ派は、2023年10月のガザ戦争開始後、パレスチナ人への連帯を表明し、イスラエルと関係があると非難するイスラエルおよび紅海とアデン湾の船舶を攻撃対象とした。
これに対し、イスラエルは、日曜日に港湾都市ホデイダを攻撃するなど、イエメンに対して複数の攻撃を行っている。
フーシ派は今週、紅海での世界的な海上輸送に対する攻撃を再開し、2隻の船舶の沈没について責任を主張した。
今回の新たな攻撃は、数ヶ月にわたる停戦の終結を意味し、イエメンのフーシ派目標に対する数週間にわたる攻撃を終わらせた米国との5月の停戦協定を脅かすものとなっている。
サリー氏は、月曜日に最初に攻撃を受けたばら積み貨物船「エターニティ・シー」はイスラエルのエイラット港へ向かっていたと述べ、ガザのパレスチナ人を支援するため攻撃したと説明した。
サリー氏は、イスラエルの港湾と取引する企業に対し、「イスラエルがガザの封鎖を解除し、戦争を終了する」まで船舶が標的になる」と警告した。
フーシ派は月曜日、その前日に、所有者がイスラエルと取引を行い、その港を利用したとして、別の船舶「マジック・シーズ」号を乗っ取り、沈没させたと発表した。
フーシ派の攻撃により、多くの海運会社は、通常、世界貿易の約 12% を輸送する紅海を避け、時間のかかるアフリカ南端の回り道をするようになった。
AFP