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イエメン・リヤルが反発、フーシ派は停戦違反を非難される

イエメンのアデンの地元通貨取引所でイエメン・リヤル紙幣を数えるレジ係。(ロイター 資料写真)
イエメンのアデンの地元通貨取引所でイエメン・リヤル紙幣を数えるレジ係。(ロイター 資料写真)
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04 Apr 2022 02:04:57 GMT9
04 Apr 2022 02:04:57 GMT9
  • 軍はマアリブとタイズで武装勢力の攻撃を撃退

サイード・アル・バタチ

リヤド:イエメン・リヤルは日曜、国連の仲介による停戦と、サウジの首都で行われている敵対する両勢力の協議に関するニュースにより、約13%反発した。

マネートレーダーたちはアラブニュースに対し、リヤルは政府支配地域で1,260から1,070まで、数ヶ月ぶりの上昇を見せたと話した。

リヤルはフーシ派支配地域でも回復し、1週間前の1ドル602リヤルから、575リヤルに上昇した。

リヤルの急速な価格上昇により、現地の両替業者の中には、ハードカレンシーの販売を停止するところも出てきている。

「人々は慌てて、サウジアラビア・リヤルやドルを売っている。リヤルへの需要で流動性が逼迫している」と、あるトレーダーは述べた。

リヤルが回復する中、国際的に承認されている政府は日曜、イランの支援を受けるフーシ派が国連の仲介による人道的停戦に繰り返し違反していると非難した。

イエメン国防省は、軍が中部マアリブ県とタイズ郊外で2度の攻撃を撃退したと発表した。

フーシ派はまた、40回にわたって停戦に違反し、タイズ西部のアル・バレとホデイダ南部のヘイズで敵対する部隊を攻撃・砲撃したと、統合軍が声明で述べた。

金曜、イエメンで交戦中の両派閥が土曜から2ヶ月間の停戦に合意したことを、国連イエメン特使のハンス・グルンドベルグ氏が発表している。

停戦中は、燃料船がホデイダ港に入港し、イエメン国営航空会社がサヌア空港発ヨルダンおよびエジプト行の便を週2便運航し、包囲されているタイズやその他の地域の道路を双方が開放することになっている。

フーシ派が支配するある石油会社は日曜、工場や発電所向けの燃料を積んだ船がホデイダに停泊していることを発表した。

停戦後数時間は戦闘が沈静化していた。しかし、日曜日の朝に入ってきた報告によると、フーシ派の戦闘員がマアリブ、タイズ、ホデイダの政府軍に対し、ミサイルやドローンによる攻撃を行ったという。

フーシ派はまた、イエメン全土の紛争地域で、敵勢力が停戦に違反していると主張した。

イエメンの対立する両派閥は日曜、リヤドの湾岸協力会議本部で、戦勝終結を目指して直接会談を再開した。出席者たちは、人道危機と経済についても協議した。

サウジアラビアのモハメド・アル・ジャベール駐イエメン大使は、水曜に始まった会議に「長年敵対してきたイエメンの有力者たちが集まった」と述べた。

そして、ツイッターで次のように述べた。「これらの協議は、兄弟国イエメンが戦争と破壊から、平和と発展へと移行するロードマップを描くための、見直しと和解の機会を提供した」

協議では、部族指導者で実業家のハメッド・アル・アーマー氏などのイエメンの指導者たちが、前大統領アリ・アブドゥッラー・サーレハ氏の甥、タレック・サーレハ氏と握手している姿が見られた。

両指導者はそれぞれ、2011年にサヌアで起こった武力衝突で、対立するグループを率いていた。

独立派の南部暫定評議会のリーダー、エイダラス・アル・ズバイディ氏は、敵対する統一派の有力者アハメド・サレ・アル・エシ氏と会談した。

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