• イスラエル軍によると、ヒズボラの精鋭部隊ラドワンの標的を攻撃した。
• ヒズボラは、この空爆を「レバノンとその人々に対する継続的な侵略の中での大きなエスカレーションだ」と非難した。

ベイルート: レバノン当局によると、レバノン東部のベカー渓谷で火曜日、イスラエル軍の攻撃により12人が死亡した。

イスラエル軍によれば、イスラエルとイランに支援されたヒズボラとの停戦にもかかわらず、ヒズボラの精鋭部隊ラドワン部隊の標的を攻撃したという。

軍の声明によれば、イスラエルの戦闘機は「ベカー地区におけるヒズボラのテロ目標」に対して「多数の攻撃」を開始した。

その標的には、「（イスラエル）軍とイスラエル国に対するテロ攻撃を計画し、実行する」ための訓練施設も含まれていた。

レバノン保健省は、「イスラエルによるベカー州とバールベック・ヘルメル州への空爆により、本日12人が死亡、12人が負傷した 」と発表した。

同省によれば、死者はすべてバールベック地区のワディ・ファラ地区への空爆によるもので、7人のシリア人と5人のレバノン人が死亡したという。

国営ナショナル・ニュース・エージェンシーは先に、この空爆は「シリア人避難民キャンプを狙ったもの」と伝えた。

ヒズボラはこの空爆を非難し、「レバノンとその国民に対する現在進行中の侵略の中で、大きなエスカレーションだ」と呼んだ。

レバノン当局に対し、イスラエルとヒズボラの停戦を維持するため、「真剣で、即時かつ断固とした行動をとる」よう求めた。

イスラエルとヒズボラ間の1年以上にわたる敵対行為に終止符を打とうとした11月の停戦にもかかわらず、イスラエルはレバノンを繰り返し空爆している。

軍の声明によれば、イスラエルが9月にラドワン部隊の指揮官を「排除」して以来、「部隊はその能力を再確立するために活動している」という。

火曜日に標的にされた場所での武器の保管やその他の「活動」は、「イスラエルとレバノン間の合意に対する露骨な違反であり、イスラエル国家に対する将来の脅威となる」と付け加えた。

イスラエル・カッツ国防大臣は、今回の攻撃はヒズボラとレバノン政府に対する「明確なメッセージ」であり、「合意を守る責任がある」と述べた。

「我々はすべてのテロリストを攻撃し、北部の住民とイスラエル国家に対するいかなる脅威も阻止する」と、レバノンと国境を接する地域についての声明で述べた。

カッツ氏はまた、ヒズボラの能力を再建しようとするいかなる試みに対しても「最大限の力で対抗する」と誓った。

11月の停戦協定では、ヒズボラはイスラエル国境から約30キロ（20マイル）離れたリタニ川以北に戦闘員を引き揚げ、この地域の武装勢力はレバノン軍と国連平和維持軍だけになった。

イスラエルはレバノンから軍隊を完全に撤退させなければならないが、レバノンの5つの戦略的な場所に軍隊を駐留させている。

AFP