
エルサレム:イスラエルは、安全保障上の課題の深刻化を受けて、今年と2026年に国防費を420億シェケル(約125億ドル)増額すると、財務省と国防省が木曜日に発表した。
両省は共同声明で、この予算合意により国防省は「国家安全保障に不可欠な緊急かつ重要な調達契約を推進できる」と述べた。
この資金増額は、イスラエルが、多大な犠牲者と広範な破壊を伴うガザ地区でのハマスとの戦争など、複数の地域紛争に関与し続けていることを受けたものだ。また、レバノン南部でのヒズボラとの国境紛争、先月、両国間で前例のない事態に発展したイランとの攻撃も背景にある。
また、シリアでは、ダマスカス中心部の大統領官邸や国防省付近の施設を標的とした空爆を強化している。一方、フーシ派の攻撃を受けて、イエメンにあるフーシ派の拠点を対象とした一連の空爆も実施している。