
アラブニュース
ロンドン:米軍は火曜日、ロシアが最近軍用攻撃機をリビアに派遣したと発言した。
米軍アフリカ司令部によると、このジェット機は、リビアで活動するロシアの民間軍事請負業者ワグナー・グループの航空支援を行う可能性が高いという。
声明ではまた、リビアでの直接的な役割を隠蔽し、モスクワにその行動の「もっともらしい否定可能性」を与えるため、モスクワは国が支援する請負業者を雇っているとも述べている。
米国アフリカ派遣団の司令官であるスティーブン・タウンゼント米陸軍大将は、次のように述べる。「シリアで(ロシアが)やっているのと同様、彼らはワグナーのような政府が支援する傭兵グループを使うことで、アフリカでの軍事的足跡を拡大している」
声明は、リビアにおけるロシアのプレゼンスは、「ヨーロッパに影響を与える移民危機を引き起こしている、地域の不安定性を悪化させる可能性がある」と警告した。
リビアは、長期間にわたる独裁者であったムアマル・カダフィが2011年に追放・殺害されて以来、東部と西部のライバル政権が競い合う混沌とした状態に陥っている。
国連が承認する国民合意政府は4月、東部に拠点を置くリビア国民軍(LNA)が一方的に提案した停戦を「信用ならない」として拒否した。
LNAは、昨年首都トリポリを奪還するために攻勢を開始した司令官、ハリファ・ハフタールが率いている。
トルコが国民合意政府と政府支持派の民兵に対する支援を強化したため、彼の軍はここ数ヶ月間で一連の挫折に見舞われている。