
テヘラン:国営メディアは火曜日、イランを襲っている厳しい熱波により、国内の多くの地域で水と電気の供給が途絶え、貯水池の水位は過去100年で最低にまで低下していると伝えた。
金曜日に始まった猛暑は、木曜日までには徐々に和らぐと予想されている。
首都テヘランを含むイランの31州のうち少なくとも15州の政府機関は、節水と節電のため水曜日に閉鎖するよう命じられた。
イラン南部と南西部の気温が50度を超えたためである。
政府のファテメ・モハジェラニ報道官は、当局は「必要と判断すれば」オフィス閉鎖を延長すると述べ、同時にテヘランにおける水の供給に関する「危機的状況」を警告した。
猛暑は干ばつを伴い、首都では過去60年間で最低の降雨量となっている。テヘランに水を供給している貯水池の水位は「過去100年で最低レベル」まで低下しているとテヘラン州水道供給会社は述べ、本管の途絶に対処するためにタンクとポンプを使用するよう人々に勧告した。テヘラン州知事のモハマド・サデグ・モタメディアン氏によると、ダムは14%しか埋まっておらず、首都は5年目の干ばつに見舞われているという。
多くの住民が、数時間に及ぶ断水を報告している。
「暑さだけでなく、電気も水もありません」とテヘラン出身の52歳の主婦、モイニさんは言った。「私たちの生活は基本的に崩壊している」。
多くのイランの新聞は火曜日、貯水池の水位低下の写真を一面に掲載した。
AFP