ベイルート/エルサレム:イスラエル軍のレバノン空爆により、ヒズボラ・ロケット部隊の副部長が死亡した。
イスラエル軍は、レバノン南部のバズリエでの攻撃で、「重弾頭ロケット弾発射の指導者の一人であり、イスラエル民間人に対する攻撃を指揮・計画した責任者」であるアリ・アブデル・ハッサン・ナイム氏が殺害されたと発表した。
パレスチナの過激派組織ハマスの同盟国であるヒズボラは、ハマスが10月7日にイスラエル南部への前例のない攻撃を開始し、ガザでの戦争を引き起こして以来、イスラエル軍とほぼ毎日砲火を交わしている。
この敵対行為は、2006年に壊滅的な戦争を戦ったイスラエルとヒズボラの全面衝突の恐れを高めている。
レバノンの国営国営通信(NNA)は、レバノン南部タイヤ地区のバズリエで「敵のドローンによる襲撃が車を標的にした」と伝え、少なくとも1人が死亡したと報じた。
陸軍治安情報筋は、メディアへの発言が許可されていないため匿名を要求し、殺害されたのは「ヒズボラ関係者」だと述べた。
ヒズボラはこの攻撃についてすぐにはコメントしなかったが、金曜日にイスラエルの陣地を攻撃したと発表した。
AFP特派員は、標的となった車両は破壊され、破片が近くに散乱していると伝え、当局が周辺を封鎖したと述べた。
イランに支援されたグループは、攻撃はハマスへの支援であるとしている。イスラエルはこれに対し、レバノン国内のヒズボラとハマスの幹部を標的にしている。
ここ数日、致命的な敵対行為が増加しており、ホワイトハウスは木曜日、イスラエルとレバノンに対し、平穏を取り戻すことを最優先するよう求めた。
国連は今週、レバノン南部でイスラエルによる攻撃で救助隊員が死亡した後、医療施設に対する攻撃に「深く心を痛めている」と述べた。
AFPの集計によると、10月以降の国境を越えた攻撃により、レバノンでは少なくとも347人が死亡した。
戦闘によりレバノン南部とイスラエル北部では数万人が避難しており、軍によれば兵士10人と民間人8人が死亡している。
AFP