アラブニュース
ジェッダ:サウジアラビアは9月8日朝よりアラブ首長国連邦、アルゼンチン、南アフリカとの往来禁止を解除する。コロナウイルスのデルタ株が急増する中、渡航禁止はもともとコロナウイルス感染拡大を抑制するために課されていた。
サウジアラビア内務省は7日、地域及び世界的な疫学的状況の変化と、関連する保健当局からの提案に基づいて渡航禁止が解除となったと述べた。
内務省スポークスマンは、状況は常に評価されていると述べ、コロナウイルス感染拡大を阻止するためのあらゆる予防防止策の徹底の重要性を強調した。
同国は7日には138人の新規感染を発表、これで累計感染者は545,505人となった。また同日6人が死亡、2020年初頭にサウジアラビアにパンデミックが到来して以降、死者は8,591人にのぼる。
全国に設置された検査ハブと治療センターでは、これまで数十万人に対応してきた。
加えて、サウジアラビアのワクチンキャンペーンはペースを上げ続けている。全国で38,455,901人がコロナウイルスワクチンを接種、そのうち1,609,631人が高齢者に分類される。国民の63%がすでに1回目の接種を終えていて、2回目の接種を完了したのは45%強。現段階での接種ペースだと、11月初めには国民の70%が2回の接種を終えると予測されている。