
アテネ:ギリシャは、今月、イエメンのフーシ派過激派による 2 隻のギリシャ船の攻撃を受けて、海難事故の救助と船員および世界的な海運の保護のために、紅海に救助船を派遣すると、海運大臣が木曜日に発表した。
リベリア籍、ギリシャ運航の 2 隻の貨物船「マジック・シーズ」と「エターニティ C」は、イランと提携する過激派グループによる度重なる攻撃を受けて、イエメン沖で沈没した。
この 2 隻の船に対する攻撃は、フーシ派による海運への攻撃の再開を意味する。フーシ派は、ガザ戦争におけるパレスチナ人への連帯の意思表示として、2023 年 11 月から 2024 年 12 月にかけて 100 隻以上の船を攻撃していた。
ヴァシリオス・キキリアス海運相は、ギリシャ曳船協会が提供した救助船「ジャイアント」が「ギリシャ所有の船舶とギリシャ人船員を支援、保護、援助する」と述べた。
マジック・シーズの乗組員全員は、通りかかった船によって救助された。
Eternity C の乗組員は船を放棄せざるを得なかった。10 人は民間主導の救助隊によって救助されたが、5 人は死亡した恐れがあり、フーシ派がさらに 10 人の乗組員を拘束していると海事保安当局が伝えている。
紅海での船舶の保護を担当する欧州連合(EU)の海軍部隊「Aspides」は、事件発生当時、この海域に船舶を配置していなかった。
ジャイアントは14人のギリシャ人専門乗組員で構成され、4基のエンジン(1万6,000馬力)を搭載し、最も過酷な気象条件下でも航行可能だと、海運省は述べた。
同船は40人の収容能力を有し、捜索救助活動に参加できるほか、海洋汚染防止や消火能力も備えている。
ロイター