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リヤド航空はサウジアラビア首都と欧州主要都市を結ぶ、と同社CEOが語る

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22 Jun 2023 03:06:38 GMT9
22 Jun 2023 03:06:38 GMT9

ファリダ・エル・ガザールレイナ・タクラ

パリ:リヤド航空は、2030年までに100都市以上に就航するという目標に沿って、サウジアラビアの首都リヤドと欧州主要都市を結ぶ予定だと、同社のトニー・ダグラス最高経営責任者(CEO)が語った。

パリ国際航空ショーの傍ら、アラブニュースの取材に応じたダグラス氏は、リヤド航空が2025年の就航に向けて準備を進める中で、2か月ごとに何か新しいことを発表するつもりだと明らかにした。

サウジアラビアは世界で最も急速に経済成長を遂げている国のひとつであり、アラビア半島で最も人口の多い国であるが、必要とされるほど国際交通網が充実しているわけではない。

「指導者の英知により、2030年に向けた明確なビジョンと経済の多様化がその一翼を担っていることが示されています。私たちが取り組んでいる使命は、国民を世界やサウジアラビアのより多くの目的地につなぐ航空会社を作ることです」とダグラス氏は語った。

また、リヤド航空がフルサービスキャリア(FSC)となり、現行水準のデジタル化で顧客体験の向上に注力していくことを強調した。

「リヤド航空は世界初の本当の意味でのデジタルネイティブ航空会社になります。人々が普段の生活の中でどのように携帯電話やその他の携帯端末機を利用しているのかを確認し、その方法で人々はリヤド航空を利用できるようになります」とダグラス氏は説明した。

そして、リヤド航空が最初に発注したワイドボディ(広胴)機(ボーイング787-9型機39機と、さらに33機の取得オプション)に加えて、ナローボディ(狭胴)機を導入する計画についても明らかにした。

さらに、リヤド航空は新しいベンチャー企業であるため、航空会社の業績を妨げる従来の経費やシステムを排除できるという利点があると付け加えた。

また、リヤド航空の取り組みをSpotifyやUberの取り組みと比較し、各ユーザーがコンテンツやサービスのフローをカスタマイズできるようにすると語った。

ダグラス氏によると、リヤド航空の目標は、持続可能性に留意しながら、顧客データの処理を強化し、現時点では不可能な方法で利用者により良いサービスを提供することだという。

「この時代において、民間航空における環境持続可能性が最大の課題であることに疑問の余地はないと思います。そして、この点に真剣に取り組まない者は、ほぼ確実に失敗するでしょう」とダグラス氏はまとめた。

 

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