
カイロ:エジプトは22日、ギザのピラミッド近くに待望の10億ドルを投じた新しい考古学博物館が、数度の延期を経て11月1日に正式にオープンすると発表した。
大エジプト博物館(GEM)は、10万点を超える古代エジプトの遺物のコレクションの中で、ツタンカーメンの財宝を誇っており、当局では、世界中から観光客が訪れることを期待している。
政府関係者によれば、50ヘクタール(124エーカー)という広大な敷地を持つこの博物館は、ひとつの文明に特化したものとしては世界最大となる。
マドブーリー首相は閣議で、アブドゥルファッター・エルシーシ大統領が新たな開館日を承認したことを明らかにした。
マドブーリー首相は、エジプトの文化遺産を紹介し、世界中から観光客を集める「特別なイベント」になるだろうと述べた。
イスラエルが6月13日にイランの核施設を攻撃し、中東全域の空域が閉鎖される12日間の戦争が勃発したためである。
このプロジェクトは、政情不安や新型コロナのパンデミックの影響など、一連の挫折に直面している。
当局は、エジプトにとって重要な外貨獲得源である観光産業にとって大きな後押しとなる、年間500万人の来館者がこの博物館を訪れると見込んでいる。
AFP