
アテネ:ギリシャを訪問中のエジプト外相は水曜日、ガザで深刻化する人道的危機に対する国際社会の対応を恥ずべきものだとし、欧米の有力国に対してイスラエルへの圧力を強めるよう求めた。
バドル・アブデラティー外相は、アテネで記者団に対し、「国際社会は、ガザで起きている悲劇的な状況や、イスラエルによる破壊的な行動を恥じるべきだ」と述べた。
「展開されているのは人間の悲劇であり、目撃された苦しみは国際社会の良心を汚すものだ」と述べた。
ガザでは飢餓が広く報告されており、2023年10月7日のハマス率いる武装勢力によるイスラエル国内での致命的な攻撃の後、約2年前に開始されたイスラエルの軍事作戦の壊滅的な結果に対する国際的な懸念が高まっている。
同氏は、イスラエルによるガザでの軍事作戦を「組織的な大量虐殺」と評し、「パレスチナ人が先祖伝来の土地から追い出されることを断固拒否する」という政府の立場を繰り返した。
アブデラティー外相は、ギリシャのジョルゴス・ジェラペトリティス外相と2時間の会談を行い、両国間で計画されている海底送電網の接続や、ギリシャとリビアの間で進行中の、沖合での石油・ガス探査のための海の境界線をめぐる紛争について話し合った。
ギリシャとエジプトはまた、エジプトのシナイ砂漠にある6世紀の聖カタリナ修道院の法的地位についても協議している。
ジェラペトリチス外相は、両問題についてカイロが協力を続けるとの確約を水曜日に得たと述べた。
AP