
エルサレム:イスラエルの国防大臣は火曜日、ガザでの戦争拡大を前に軍と行政の緊張が高まる中、国防長官の承認なしに任命された人事をめぐり国防長官を叱責した。
イスラエル・カッツ国防相の省からの声明によれば、軍の人事に関して参謀総長のエヤル・ザミール中将が行った審議は、国防大臣との「事前の調整も合意もなく行われた」。
さらに、これは「認められた手続きに違反している」とし、カッツ大臣は「公表された人事や名前について議論したり承認したりするつもりはない」と付け加えた。
その直後に発表された陸軍の声明で、ザミールは「大佐以上の将校を任命する権限を持つ唯一の権限者」だと反論した。
「参謀総長が任命の決定を下し、その後、任命は大臣の承認を得る」と声明は付け加えた。
参謀総長とベンヤミン・ネタニヤフ首相の間では、ガザでの軍事作戦の次のステップをめぐり、2週間前から緊張が高まっていた。
イスラエルのメディアは、ザミールが金曜日に安全保障会議で承認された、人口密度の高いガザ市全域を制圧する計画に反対していると報じた。
イスラエルメディアは、ザミールはガザ最大の都市を征服するのではなく、包囲することに賛成していると報じた。
イスラエル軍は、22ヶ月に及ぶ戦争で荒廃したパレスチナ領土の約75%を支配している。
前任者が解任され、3月に任命されたザミールは先週、”恐れることなく、現実的で独立したプロフェッショナルなやり方で “軍の立場を表明し続けると述べた。
一方カッツ氏は、陸軍総長は「自分の意見を表明する」ことはできるが、ガザに関する政府の決定は最終的に軍が「実行」しなければならないと述べた。
AFP