
ベイルート: レバノン政府は、テヘランが支援する過激派組織ヒズボラの武装解除計画を策定するよう軍に命じた。
アリ・ラリジャニ氏のレバノン訪問は、イランがヒズボラ武装解除の政府計画に反対を表明した後のことである。
国家安全保障会議のラリジャニ議長は、ベイルート到着後、記者団に対し、「レバノンの人々が苦しんでいるのであれば、我々イランもこの痛みを感じるだろう」と語った。
空港の道路沿いには数十人のヒズボラ支持者が集まり、ラリジャニ氏を歓迎した。ヒズボラ支持者たちが応援のスローガンを唱和するなか、ラリジャニ氏は車から降りて彼らを出迎えた。
レバノンでは、ラリジャニ氏はジョセフ・アウン大統領、ナワフ・サラム首相、ヒズボラに近いナビーブ・ビッリー国会議長と会談した。
イランはイスラエルとの長期にわたる対立の中で、6月の12日間にわたる両国間の公開戦争も含め、一連の打撃を受けている。
イスラエルとの戦争が2024年11月の停戦で終結して以来、ヒズボラの権力掌握力は低下しており、米国が支援するレバノン新政権はヒズボラをさらに抑制しようと動いている。
ヒズボラはイランのいわゆる「抵抗軸」の一部であり、ガザのハマスやイエメンのフーシ派反体制派を含むこの地域の武装グループのネットワークで、イスラエルへの対抗で結束している。
長い間イランとヒズボラ間の武器供給のパイプ役を担ってきたシリアのバシャール・アサドが12月に失脚したことで、レバノンへの供給ルートは断たれた。
AFP