
ポート・スーダン: スーダンの陸軍総司令官は木曜日、人道危機が深まるなか、2年以上にわたって正規軍と交戦を続けている準軍事組織との妥協はないと誓った。
アブドゥルファッター・アル・ブルハン将軍は、スーダン軍創設100周年記念式典で演説し、「尊厳のための戦い、反乱軍の打倒、そしていかなる代償を払っても妥協も和解もしない」との決意を新たにした。
この発言は、ブルハン氏とマサド・ブーロス米アフリカ特使がスイスで極秘会談を行った数日後のことである。
スーダン政府筋の2人によると、2人はアメリカの新しい和平案について話し合った。これまでのところ、ワシントンとリヤド主導の調停努力は停戦の確保に失敗している。
モハメド・ハムダン・ダガロ将軍率いる即応支援部隊(RSF)は、スーダン西部の支配地域に並行政権を樹立しようとしている。
国連安全保障理事会は水曜日、この動きを「スーダンの統一と領土保全に対する直接的な脅威だ」と強く非難した。
スーダンの戦争は3年目を迎え、数万人が死亡、1300万人が避難し、世界最悪の飢餓と避難民の危機に陥っている。
欧州連合(EU)は木曜日、スーダンがここ数年で最悪のコレラの流行に見舞われるなか、内戦のすべての当事者に対し、国際援助の受け入れを「緊急に」許可するよう要請した。
EUは、英国、カナダ、日本を含む国々が署名した共同声明の中で、「市民を保護し、人道的アクセスを認めなければならない」と述べた。
AFP