
エルサレム: イスラエルの極右国家安全保障相イタマル・ベングビール氏は金曜日、イスラエルの拘置所で最も注目されているパレスチナ人被拘禁者と独房で対峙するビデオを公開した。
パレスチナのファタハ党の主要メンバーであるマルワン・バルグーティ氏は、2000年代初頭の反イスラエル攻撃に関与した罪で判決を受け、20年以上を獄中で過ごしている。
ベングビール氏がXで公開した映像では、大臣と刑務官を含む他の2人が独房の隅でバルグーティ氏を取り囲んでいる。
「あなたは私たちに勝てない。イスラエル国民に危害を加える者、子供を殺す者、女性を殺す者…我々は彼らを抹殺する」とベングビール氏はヘブライ語で言った。
バルグーティ氏は答えようとするが、ベングビール氏に遮られる。「歴史上ずっとそうだ」
このビデオでは、バルグーティ氏が現在どこに拘束されているかは特定されていない。
AFPの取材に対し、ベングビール氏に近い情報筋は、大臣が視察に訪れたイスラエル南部のガノット刑務所で「偶然」面会が実現したと語ったが、映像がいつ撮影されたかは明かさなかった。
「今朝、パレスチナ自治政府のさまざまな “高官 “たちが、私が古株のテロリスト、マルワン・バルグーティに言ったことが気に入らなかったという」
「イスラエル国民にちょっかいを出す者、我々の子供たちを殺す者、我々の女性を殺す者、我々は彼らを一掃する。神の助けを借りて」とベングビール氏は投稿した。
現在60代のバルグーティ氏は、2002年にイスラエルに逮捕され、2004年に殺人罪で終身刑を言い渡された。
イスラエルは彼を “テロリスト “とみなし、2000年から2005年にかけての第2次インティファーダ(蜂起)での彼の役割をめぐって有罪判決を下した。
パレスチナ人指導者の人気オピニオン調査ではしばしばトップとなり、支持者からは “パレスチナのマンデラ “と形容されることもある。
パレスチナの公式通信社『ワファ』が発表した声明の中で、パレスチナ自治政府外務省は「前例のない挑発行為」を非難し、この対立を「組織的な国家テロ」と表現した。
AFP