
テルアビブ:軍が新たな攻撃を準備している中、デモ隊は日曜日、イスラエル全土の街頭で、ガザでの戦争の終結と、武装勢力に拘束されたままの人質の解放を求めた。
この抗議デモは、イスラエルの安全保障内閣がガザ市を占領する計画を承認してから1週間以上が経過した後に行われた。
戦争は、パレスチナの過激派組織ハマスが2023年10月にイスラエルを攻撃し、その際に251人が人質に取られたことが引き金となった。
イスラエル軍が死亡したとしている27人を含め、49人の捕虜がガザに残っている。
テルアビブのいわゆる「人質広場」には、捕虜の肖像画で覆われた巨大なイスラエル国旗が広げられた。
地元メディアの映像によれば、デモ隊はテルアビブとエルサレムを結ぶ高速道路を含む市内のいくつかの道路も封鎖し、タイヤに火をつけて交通渋滞を引き起こした。
デモの主催者と人質の家族を代表する主要な運動団体は、日曜日のゼネストを呼びかけた。
「今こそ戦争を終わらせる時だ。すべての人質を解放する時だ。そして、イスラエルが回復し、より安定した中東に向かうのを助ける時だ」と、54歳のツアーガイド、ドロン・ウィルファンドさんはエルサレムの集会で語った。
しかし、ハマスとのいかなる取引にも反対する一部の政府メンバーは、デモを非難した。
イスラエルの極右財務相べべザレル・スモトリッチ氏は、「ハマスの手に乗る、倒錯した有害なキャンペーンだ」と非難した。
スモトリッチ財務相は、「ハマスとの取引成立を求める世論の圧力は、事実上人質をトンネルに埋め、イスラエル国家を敵に降伏させ、その安全と未来を危険にさらすものだ」と主張した。
APTFVの映像では、ハマスの攻撃で最も大きな被害を受けた地域のひとつである、ガザ国境近くのキブツ、ベエリでの集会での抗議者の姿が映し出され、イスラエルのメディアは、国内の多くの場所での抗議活動を報じた。
ガザ市と近隣の難民キャンプに戦争を拡大するイスラエルの計画は、国際的な反発と国内の反対を巻き起こしている。
国連が支援する専門家たちは、イスラエルが人道援助の受け入れを大幅に制限しているガザで、広範囲に飢饉が広がっていると警告している。
ガザの民間防衛機関によると、イスラエル軍は土曜日、配給所近くで食糧援助を受け取ろうと待っていたパレスチナ人少なくとも13人を射殺した。
ハマスによる2023年10月のイスラエル攻撃では、公式発表に基づくAFPの集計によると、民間人を中心に1219人が死亡した。
国連が信頼できると見なしているハマス統治下のガザにある保健省の数字によれば、イスラエルの攻撃によって61,897人以上のパレスチナ人、そのほとんどが民間人が死亡している。
AFP