
カイロ:1週間にわたるイスラム教「イド・アル=フィトル」の祝祭期間中に実施された部分的封鎖が解除されるにあたって、エジプトは土曜日、国民に民間交通機関内および役所内等、公の場でのマスクの着用を義務付けた。
エジプトのムスタファ・ マドブリ首相によれば、違反者には罰金が科せられる。また、全国的に実施されている夜8時から朝6時までの夜間外出禁止令は更に2週間延長されることになった。
イスラム教のラマダン(断食月)明けの「イド・アル=フィトル」祝祭期間であった今週、エジプトでは感染が拡大した。人口1億人のこの国は、公表されている新型コロナウイルスの死者数としてはアラブ世界で最も多い死者を出している。
エジプトでは金曜日、新たに1,289件の感染と34人の死者が発表された。厳しい夜間外出禁止令にもかかわらず、感染、死者共にこれまでの1日の最多を記録した。
これにより、これまでの総死者数は879人、確認された感染は22,082件に上り、そのうち5,511人が快復した。
AP