
リヤド: サウジアラビアは木曜日、前日にスーダンの北ダルフール地域で発生した世界食糧計画の援助隊に対する襲撃事件を非難した。
水曜日に16台の車列がエルファシャー北部の飢饉に見舞われた地域に援助を届けようとしていたところを狙われ、3台のトラックが炎上した。
サウジアラビア外務省は、「王国は 市民と救援・人道支援活動家の安全と安心を脅かすいかなるものも 断固として拒否する」と述べた。
王国はスーダンの全当事者に対し、「2023年5月11日のジェッダ宣言で署名された内容(民間人を保護し、救援・人道援助コリドーの安全を確保することを含む)を順守するよう求める」と付け加えた。
ムスリム世界連盟(MWL)もこの攻撃を強く非難し、「スーダンの人々が戦争の結果と荒廃に苦しんでいる時に、宗教的価値と国際法の重大な違反である」と述べた、と国営通信SPAは報じた。
MWLの声明は、2023年5月に署名されたジェッダ宣言の条項(民間人の保護や人道的回廊の安全確保など)を遵守するとともに、スーダンの紛争の政治的解決に向けた「効果的かつ真剣な対話」を優先するよう締約国に求めた。
王国と米国が仲介したジェッダ宣言は、紛争開始直後の2023年5月、スーダン軍(SAF)と敵対する民兵組織即応支援部隊(RSF)という内戦の両主力によって合意された。
この宣言には、スーダン全土への人道支援の移動と提供を妨げないという双方の保証が含まれていた。
2023年4月に始まった紛争は現在も激化しており、世界最悪の人道危機のひとつを引き起こした。北ダルフールは最悪の戦闘の舞台となり、その結果、100万人以上の人々が飢餓の危機に瀕している。ダルフール全土では、2,500万人が深刻な飢餓に直面している。