
ジャカルタ/マニラ:アジアの活動家たちは、44カ国からなる国際船団「グローバル・スムード船団(GSF)」とともに出航する準備をしている。
彼らは、インドネシア、マレーシア、フィリピン、モルディブ、バングラデシュ、ブータン、タイ、スリランカ、ネパール、パキスタンの活動家の連合軍であるスムッド・ヌサンタラ(Sumud Nusantara)イニシアチブの下に団結し、8月31日から船団を出発させる世界的な船団運動に参加している。
GSFは、スムッド・ヌサンタラの一部であり、人道支援を運ぶ小型船を中心とした非暴力の船団で構成され、まずスペインの港からガザ地区に向けて出発し、9月上旬にはチュニジアやその他の国々からも船団が続々と出発する。
これは、ガザに対する民間人の海上ミッションとしては過去最大の規模となる予定だ。
インドネシア人ジャーナリストのヌルハディス氏は、アラブ・ニュースに対し、「ガザ地区への食糧が不足し、戦争の影響だけでなく飢餓にも苦しんでいる現状を私たちは認識しています」
「イスラエルは、ガザのパレスチナ人を一掃する武器として飢餓を利用している。だからこそ私たちは、イスラエルが行っていることはジェノサイドだと言い続けているのです」
2023年10月以来、イスラエルは62,000人以上のパレスチナ人を殺害し、157,000人以上を負傷させた。テルアビブがガザへの食糧や援助を組織的に妨害し続けるなか、国連が支援する世界的な飢餓監視組織(Integrated Food Security Phase Classification)は、金曜日にガザの飢餓を宣言し、51万4000人以上が飢餓に苦しんでいると推定した。
ヌルハディス氏は、インドネシア全土からGSFに参加する活動家グループの一員である。GSFは、「イスラエルの違法な封鎖を断ち切り、パレスチナの人々に対する大量虐殺が進行する中で、国際的な共犯関係に注意を喚起する」ことを目的としている。
「私たちはこのグローバル・スムード船団行動を通じて、政府であれ、国民やその他の社会構成員であれ、全世界がイスラエルにパレスチナ封鎖を開放するよう圧力をかけることを望みながら、努力を続けている」
「これは人道の範疇を超えている。イスラエルはガザのパレスチナ人を人間として扱っていない。私たちは、この世界的な輸送船団によって、それを強調しようとしているのです」
GSFは、ガザでの大量虐殺を終わらせることを目的とした、人々の力による運動である、とSumud Nusantaraイニシアチブのインドネシア・カントリー・ディレクターであり、ジャカルタを拠点とするAqsa Working Groupの実行委員であるRifa Berliana Arifin(リファ・ベルリアナ・アリフィン)氏は語った。
「インドネシアが参加するのは、これが大きな運動だからです。非伝統的な手段で封鎖を解決し、終わらせようとする運動です。私たちは、外交的、政治的アプローチがいかに効果的でなかったかを目の当たりにしてきた。このピープル・パワー運動は、それに終止符を打つことを目的としている」とアリフィン氏はアラブニュースに語った。
「これは非暴力的なミッションだ。ガザに向かっているといっても、彼らは武器を持たない船に乗り込むのです」
Sumud Nusantaraのイニシアチブはマレーシアが主導しているため、活動家たちは今週末、クアラルンプールに集まっている。
その一人であるフィリピンの活動家ドリーザ・リニンディング氏は、市民団体「モロ・コンセンサス・グループ」のリーダーであり、このグローバル・スムード船団が、カトリック教徒が多数を占めるフィリピンの他の国々にもパレスチナへの支援を示すきっかけになることを期待している。
「私たちは、イスラム教徒であれキリスト教徒であれ、フィリピンのすべての兄弟姉妹にパレスチナの大義を支援するよう訴えている。ガザは今や世界の道徳的な羅針盤となっている」
「ガザで起きている大量虐殺と飢餓を誰もが目にしており、パレスチナ人の味方をするのにイスラム教徒である必要はない。歴史の正しい側に立ちたいのであれば、パレスチナを解放するためのあらゆるプログラムや活動を支援することです……フィリピン人として連帯を示すことが非常に重要なのです」