
アンマン:シリアの国営メディアは4日、レバノン上空を飛行するイスラエルのジェット機が、ハマー県北西部で軍事目標を攻撃し、物的損害のみが発生したと発表した。イスラエルはここ数ヶ月の間に襲撃をエスカレートさせている。
当初、国営メディアはシリア軍の空軍施設が正体不明の敵によるハマー県北西部へのミサイル攻撃を阻止したと発表したが、4日、国営メディアが報じた。
国営テレビのニュース速報で、マスヤーフ市郊外がミサイル攻撃を受けたと報じた。
イスラエルはこの2ヶ月、シリア国内のイラン人と疑われるターゲットへの攻撃を強化している。
イスラエル軍の報道官はこのミサイル攻撃について問われると、コメントを拒否した。
欧米の諜報機関によると、世界がコロナウイルスのパンデミックで混乱している間に、イスラエルはシリアでの襲撃をエスカレートさせているという。
イランが支援する民兵組織は長い間マスヤーフ近郊に基地を構えており、政府支配下のシリア全土で存在感を増している。
イスラエルは2011年の市民戦争が始まって以来、イランの存在を戦略的な脅威と見なし、シリア国内で多くの襲撃を行ってきたことを認めている。
ロイター通信