
テルアビブ:土曜日の夜、テルアビブで、イスラエル人数千人が占領下の西岸地区の一部を併合する政府の計画に反対するデモを行った、とAFPの記者は語った。
左翼NGOや政党が主催する集会で、デモ参加者たちはイスラエルとパレスチナの旗を振り、西岸地区の占領および一部の併合の可能性に反対するプラカードを掲げた。
今年初めに発表され論争の的となったドナルド・トランプ米大統領の中東計画は、イスラエルに対しユダヤ人入植地その他西岸地区の戦略的領土併合について青信号を提示するものだ。
ベニー・ガンツと連立政権を樹立する最近の合意の一環として、ベンジャミン・ネタニヤフ首相は、トランプ案を早ければ7月1日に内閣と議会に提出し、支持を求める可能性がある。
この計画はまた、パレスチナ国家の設立を想定しているが、領土は縮小され、東エルサレムに首都を持つというパレスチナの主要な要求を満たさないものだ。パレスチナはこの計画を真っ向から拒絶した。
あるデモ参加者は、パレスチナ人とイスラエル人の間のより大きな連帯を呼びかけた。
「私たち、パレスチナ人とユダヤ人は、お互いに多大な損害を与えました」とアナト・シュリーバーはAFPに語った。
「私たちは兄弟です―私たちは双方とも、ここに属しています。別々よりも一緒のほうがずっと多くのことをなしとげることができるはずです」
エデンと名乗る別のデモ参加者は、「パレスチナ人に正義を、イスラエル人とパレスチナ人の双方の人々に平和を」と呼びかけた。
「アパルトヘイトの現実の下では、私たち側にも彼らの側にも平和はもたらされず、正義もあり得ません」
領土の併合は国際法に違反し、この不安定な地域で緊張を引き起こす可能性が高い。
「私は併合計画を恐れています」とエデンは言った。「暴動や戦争につながると思います」。この計画は「何もなしとげません…(そして)平和とは関係ないものです」と彼女は主張した。
AFP