
ライラ・モハメド
カイロ: 世界保健機関(WHO)の専門家が多くの国でコロナウィルス感染症(COVID-19)の第二波が起こる可能性を認めた。
WHOの東地中海地域事務所で地域細菌対策アドバイザーを務めるマハ・タラトはその一例として、感染が再び急増しているイランを挙げた。水曜のTV会議システム経由の記者会見でパンデミックの最新状況について話した彼女は、エジプトは今でも第一波の真っ只中にあり、その勢いは依然として弱まっていないと付け加えた。第一波の後、別の波が同国を襲う可能性があると、彼女は述べた。
エジプトは2月に大流行が始まって以来、1,306人のウイルスによる死者と36,829人の感染者を報告している。
エジプトの隔離病院で感染管理チームの一員を務めるアーメド・エルゼナリー博士は、「呼吸器系ウイルスではしばしば、大規模に拡散した後で収束が始まる、まるで海の波のような現象が起こる。2~3ヶ月後には、第二波として知られる現象の中で再び感染が急増し、世界中、あるいは世界の部分的に拡散する」と述べた。
同博士は、新たな波はウイルスの遺伝的突然変異という形で起こると言う。
エルゼナリー博士は、「ウイルスの拡散を制限する移動制限を課す」ことでエジプトでの第二波を回避することができるかもしれないが、「再び外出を始めればすぐに多くの人々が感染にさらされる」と述べた。
ウイルスの第二波はそれほど強力なものにはならない可能性が高いだろうと、同博士は言う。
カイロを拠点とするアブデルメギド・イブラヒム博士はアラブニュースに対し、エジプトはおそらく第二波に直面するだろうが、「第一波とは異なるものとなるか、あるいは第一波の直後に起こると考えている。しかし、回避するのは難しくない」と話した。