
アラブニュース
ドバイ:今年ハッジを開催するも、サウジ在住の巡礼者に対してハッジを制限するサウジアラビアの決定は、中東のさまざまな国から支持を得た。
UAEのメッカ巡礼部(HAO)は、今年のハッジのシーズンには参加しないと述べたと、国営通信社のWAMが報じた。「サウジの決定は、このパンデミックの蔓延を阻止し、全ての人々をこのリスクから守り、安全な状態を保つために取られた予防措置に基づいており、生命優先というイスラムの教えと一致しているものです」とHAOは述べた。
エジプトのアウカフ省とアル - アズハルもまた、この決定を歓迎した。ジブチのサウジアラビア大使、エダディン・バマクラマ氏も歓迎した。バマクラマ氏は今年のハッジを行うサウジの決定は、「賢明」だと述べたと、国営通信社のSPAが報じた。
「この決定が歓迎されているのには、2つの理由があるのです。1つ目は、ハッジの慣行を開催することへの、サウジアラビアの熱心さが表れていることです。2つ目はこれと同時に、集まってくる大勢の人々は、このパンデミックが継続されて、蔓延する理由になるから、新型コロナウイルスのパンデミックに闘いを挑み、対処することへのサウジの熱心さです」と、バマクラマ氏は語った。
また、バーレーンも安全に巡礼が行えるように、巡礼者を支援し、巡礼者の健康を気遣うサウジの取り組みを称賛した、と国営通信社のBNAが報じた。
また、アラブ連盟もサウジアラビアの発表を歓迎し、新型コロナウイルスのパンデミックの中、この賢明な決定は巡礼者の健康と安全を守ることになった、と声明で述べた。