
アラブニュース
ドバイ:アル=アラビーヤニュースの報道によると、バグダッドのグリーンゾーンにある米大使館を標的としたロケットが、米国の航空防衛システムによって迎撃された。日曜朝の時点で犯行声明は出されていない。
アル=アラビーヤのバグダッド特派員マジド・ハミドは、「バグダッドの米大使館が迎撃したミサイルは、グリーンゾーン周辺に多く居座る抵抗勢力付近に墜落した。グリーンゾーン自体につながる橋の近くだった」と述べた。
イラクのグリーンゾーンでは米国施設に対する同様の攻撃が10月から続いており、米国はイラクの治安部隊の中のイラン支持の勢力を非難していた。
一方、イラクのムスタファ・アル・カディミ首相のスポークスマンであるアーメド・ムラ・タラル氏が、イラク北部におけるトルコの軍事行動を非難した、とバグダッド・ポスト紙が報じた。
「我々は、両国の緊密で長期的な友好関係を損なうこの様な行為を拒絶し強く非難する」とタラル氏は声明の中で述べた。
6月中旬のクルドおよびその他の紛争地域でのトルコの軍事行動は、同地域からのクルド人労働者党の排除が目的だった。トルコ政府による空爆でこれまでに 民間人5人が死亡している。
タラル氏は、イラクの主権を犯すものだとしてトルコを非難し、トルコの攻撃は「地域の平和」にとって「有害である」と述べた。
また、同スポークスマンは、イラク国内のトルコ大使に2通の書簡を送ったとし、イラク政府は、トルコの行動を止めるために「国際法」に訴える準備があると述べた。
「発生したすべての人的および物的損害は、トルコ側に法的および道徳的責任がある」とタラル氏は述べた。