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漏洩データによりイランのCOVID-19危機の本当の規模が明らかに

イランは2020年1月以来、中東で最悪のCOVID-19の大流行に対処してきた。(資料写真/ロイター)
イランは2020年1月以来、中東で最悪のCOVID-19の大流行に対処してきた。(資料写真/ロイター)
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03 Aug 2020 11:08:28 GMT9
03 Aug 2020 11:08:28 GMT9

アラブニュース

ロンドン:イラン内部から漏洩したデータにより、COVID-19を原因とする死亡者数が政府の報告した数字の約3倍であることが明らかになった。

BBCペルシャ語サービスに渡ったデータは、7月20日までにCOVID-19の症状で死亡した人の数が約42,000人であることを示している。これは、同国保健省が報告した14,405人の約3倍となる。

感染者数も政府が認めた数字よりはるかに多く、451,024人とテヘランが開示した278,827人とは明らかに異なっている。

検査能力が限られているために感染者数が実際より少なく報告されることは世界的によくあることだが、BBCの情報はイラン当局が死亡者全員の記録を持っているにもかかわらず、毎日の数字を大幅に低く報告していたことを明らかにする。このことは、数字が意図的に抑制されたことを示唆している。

この漏洩データは、イランで最初に感染が記録されたのは1月22日だったことも示す。これは、政府が感染例を認めた1ヶ月前である。

すでに中東におけるウィルス大流行の中心地となっているテヘランが初期の感染例を隠蔽し、大流行に対し迅速に行動しなかったことで、同地域全体でウィルスの拡散が加速された可能性が高い。

BBCは、「真実を明らかにし」、エピデミックをめぐる「政治的なゲーム」を終わらせるためにデータを共有すると話す、匿名の情報源からデータを受け取った。

提供されたデータには、イラン全土の病院への毎日の入院者に関する、氏名、年齢、性別、症状、入院日と期間、患者の基礎症状などの情報が含まれている。

漏洩されたデータにおける感染者と死亡者の全体的な傾向は公式な報告と同様ではあるものの、その規模が異なっている。

保健省の元職員で現在は米国に住む元イランMPのノウロディン・ピルモアッツェン博士はBBCに対し、COVID-19がイランを襲った時、政府は「真実を心配し恐れた」と話した。

彼は、「政府は貧困者や失業者が抗議運動を起こすことを心配した」と言う。

イラン保健省は、同国のCOVID-19感染者および死亡者の数に関する世界保健機関への報告は「透明」で、「どのような逸脱ともほど遠い」との立場を維持している。

COVID-19危機の本当の規模の隠蔽は、同政権の異常な行為とは言えない。2020年だけでも、多くの出来事で同様の対応がなされてきた。

1月、イランはテヘラン近郊でウクライナのジェット機を撃墜し、乗客全員を死に至らしめた。政権はその行為を3日間隠し、抗議活動を通して世論の圧力が高まったためにやっと悪事を認めただけだった。

その後、イランの核施設や軍事施設が一連のサボタージュや爆発、サイバー攻撃の標的となったが、テヘランは起こった出来事を事実上あらゆる段階で隠そうと企ててきた。

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