

アラブニュース
リヤド:サルマン国王人道援助救援センター(KSRelief)は、8月4日にベイルートで発生した爆発事故による犠牲者の治療にあたるレバノンの医療チームへの支援を行っている。
KSReliefが資金提供しているSouboul Al Salam救援隊により派遣された緊急チームは、レバノン北部からベイルートに向かい、現地の医療チームの支援にあたった。
同じくKSReliefが資金提供しているAl-Amal医療センターにより派遣された別のチームは、緊急医療サービスの提供を行った。またベイルートの病院の需要に応えるために、献血キャンペーンを開始した。
レバノンの首相は、8月4日に発生し、多くの死傷者が発生した爆発事故により、切実に援助を必要としているとした。同事故では少なくとも73人が死亡し、3700人以上が負傷している。同国は事故の前からすでに経済危機に苦しんでおり、COVID-19への対策にも追われていた。
クウェートは8月5日朝、軍用機で医療援助などの必需品を届けたと述べた。
カタール国営通信社QNAによると、クウェートは8月5日に医療援助を運ぶ最初の軍用機を派遣したという。後日、さらに3機の軍用機がそれに続いた。軍用機には呼吸器やその他の必要な医療品を備えた、500床の野戦病院が2棟搭載されていた。
WHOの担当者いよると、世界保健機関(WHO)と国際赤十字赤新月社連盟は、個人用保護具を含む40トンの医療物資をベイルートに送る予定であるという。空輸にかかる費用は、人道上の緊急事態への準備と対応のために必要な物流の拠点を担うドバイの「国際人道都市」が受けもつという。
「我々は、注射器や包帯、手術衣などが入った医療用外傷キットや手術用キットを提供しています」と、WHOのドバイ拠点のオペレーション・マネージャーであるネヴィエン・アッタラ氏は述べた。
*関連機関との協力のもとで行われた。