
モントリオール:カナダ政府は8月8日、レバノン救援基金の開始を発表し、ベイルートで150人以上が死亡し、6,000人が負傷した大規模爆発の犠牲者に、寛大な寄付を国民に要請した。
「8月4日から24日までに、カナダの皆さんの個人による寄付は全て、カナダ政府によって…最大200万カナダドルにマッチングされます」、あるいは150万カナダドルにマッチングさかれる、とカリーナ・グールド国際開発大臣は記者会見で述べた。
レバノンの現地にある人道主義に基づく12の組織をまとめた人道連合に、基金は届くことになっている、と同大臣は述べた。
人道連合は飲料水の供給、衛生、食糧、避難所といった分野で、救援基金を配分するために、自らの専門知識を用いることになる。
「被害を受けた人命の救出と、緊急のニーズへの対応を支えるために、レバノンマッチングファンドに寄付するように、私はカナダの人々に促しています」と、同大臣は述べ、これが人々を助ける最善の方法だと付け加えた。
この支援は、今週カナダ政府が発表した500万カナダドルの総合援助計画の一環となっている。
レバノン系カナダ人の実業家集団は、この大惨事で被害を受けた人々を支援するために、少なくとも250万ドルを集める計画を発表した。
4日の大規模爆発はベイルートを完全に破壊し、これにより少なくとも158人が死亡した。
湾港地区での火災が、大量に備蓄された硝酸アンモニウムに引火し、爆発を引き起こした。この爆発は遠く離れたキプロスからでも感じられる程であり、地域全体を破壊した。
この爆発は、既に非難されている支配層エリートの側の冷淡さから生じたとんでもない事故であり、腐敗と無能さの直接的な結果であると広く考えられていた。
–AFP通信