

アラブニュース
ドバイ:WAM(国営通信社)によると、トランプ米大統領の上級顧問であるクシュナー氏は17日に、アルアクサ・モスクがすべてのイスラム教徒に開放されれば、イスラエルとイスラム世界の緊張は緩和されると述べたという。
「イスラエルはドバイ経由の安い航空券を買うことができて喜んでいる。多くのイスラム教徒が、ドバイ経由でテルアビブに飛びアルアクサ・モスクに行けるようになったことに興奮しているのを私は知っている」と同氏は語った。
イスラエルは、ヨルダンのアブドラ2世国王がモスクを管理する役割を維持すると表明した。
クシュナー氏はまた、UAE・イスラエルの国交正常化合意の一環として、イスラム教徒が平和的かつ自由にモスクに来て祈ることができるようになると述べ、モスクが攻撃されないことに世界の多くの人々が気づくだろうと付け加えた。
これは明らかに歴史的な快挙だ。中東地域では26年ぶりの和平合意であり、過去70年間でイスラエルと和解したのは今回を含めて3か国にすぎない。中東がもはや過去の紛争にとらわれる必要はないという大きな楽観を多くの人々に与えるだろう」
クシュナー氏はさらに、1月にトランプ大統領が提案した中東和平構想は、イスラエルとパレスチナの紛争を両国の話し合いにより解決することを目指したものだと述べた。
「大統領は、和平構想に基づいた交渉やその概念地図、そしてイスラエルがパレスチナ国家に歩み寄ることに関してイスラエルの同意を取りつけることに成功した。これは大きな前進と言える」
クシュナー氏は、国交正常化合意はUAEとイスラエル両国の経済にも好影響を与えると付け加えた。