
ベイルート: レバノンの治安部隊は、6年前に起きたとされる集団レイプ事件に関与した罪で、本国で指名手配されていたエジプト人の男3人を逮捕。
土曜日遅くに報告されたこの逮捕は、エジプト当局からの要請を受けた国際刑事警察機構(Interpol)からの通知に基づいたものである。
レバノンの治安当局は日曜日、規則に則って匿名を条件に、30代前半の男3人を強制送還するための「法的ならびに行政上の手続き」が進行中であると発表した。
この事件は、エジプトで起きた性的暴行を受け、ソーシャルメディアのアカウントを通じて明らかになったものである。この集団レイプ事件は、2014年にカイロ市内の5つ星のホテルで起きたと見られているが、今年7月になってようやく、この夏エジプト国内を席巻した活発な#MeToo運動の一環として、インスタグラムのアカウントAssault Policeがこの事件を報じたことを機に、明るみになったものである。
エジプトの検察当局は先週、9人の男を容疑者として名指したが、そのうち7人は、7月に性的暴行の嫌疑がネット上で広まった後、既に国外へ出国していた。
レバノン内務省警察軍の声明によると、容疑者のうち5人はレバノンに入国しており、3人をエジプト政府からの要請に基づいて金曜日遅くにベイルート北部のファトカ村で逮捕したものの、残りの2人は明らかにレバノン国外に出国した後だった。
別の2人の容疑者は、エジプト国内で逮捕されており、そのうち1人は先週国外への逃亡を試みた際に逮捕されている。残りの容疑者らの所在は不明のままである。
エジプトの#MeToo運動は、複数のレイプと性的暴行についての申し立てを巡り、エジプトきってのエリート大学であるカイロ・アメリカン大学の元学生の逮捕にもつながっている。
Police Assaultによると、カイロ市内の5つ星ホテル、フェアモント・ナイルシティホテルで行われたパーティーの後、少なくとも6人の裕福で有力者の家庭出身の男達が、女性に薬物を盛り、レイプしたとのことである。
インスタグラムからの報告を受けたエジプト最高検察庁は調査を開始し、先週、ハマダ・エルサウィー検事総長が逮捕状を発行している。
AP