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イスラエルがすべてのパレスチナ人過激派の遺体を留保

ジャバリア難民キャンプでの決起大会中、近隣のベイト・ハヌンでの戦闘中にイスラエル軍により殺害されたパレスチナ人のための7つの棺の模造品を運ぶハマスのパレスチナ人構成員。(資料写真/AFP)
ジャバリア難民キャンプでの決起大会中、近隣のベイト・ハヌンでの戦闘中にイスラエル軍により殺害されたパレスチナ人のための7つの棺の模造品を運ぶハマスのパレスチナ人構成員。(資料写真/AFP)
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03 Sep 2020 03:09:19 GMT9
03 Sep 2020 03:09:19 GMT9
  • イスラエルは同国に対する攻撃の最中にまたはその結果として殺害されたすべてのパレスチナ人の遺体を返還しない

エルサレム:イスラエルが水曜、攻撃抑止を目的に、殺害されたパレスチナ人過激派の遺体を引き渡さないことを決めた。この動きを人権団体は「野蛮」と非難した。

政府の治安対策閣僚会議により承認されたこの決定の前、イスラエルが引き渡していなかったのは、ガザを支配するハマスの過激派の遺体のみだった。

この新しい方針により、イスラエルが同国に対する攻撃の最中に、またはその結果として殺害された、すべてのパレスチナ人の遺体を返還しないことが認められる。

ベニー・ガンツ国防相は閣僚会議の決定を歓迎し、これを「攻撃抑止」のためのより広いキャンペーンの一環と述べた。

「テロリストの遺体を返還しないことは、イスラエル市民の安全に対する我々の取り組みの一環。もちろん、少年たちを家に帰すためでもある」と彼は述べ、2014年の戦争以来、ハマスによってガザにとどめ置かれている2人のイスラエル兵の遺体に言及した。

ハマスはガザに単独で入った2人のイスラエル市民も拘束していると考えられている。2人の家族によれば、彼らは心に健康上の問題を抱えているという。

この決定が出されたのは、イスラエルとハマスの間で2週間以上にわたって行われてきた国境を越える攻撃を中止するためカタールの仲介により結ばれた、最近の協定の2日後に出された。

この協定を、ガザで行方不明になっている兵士たちの1人の両親リアおよびシムチャ・ゴールディンは非難する。

「お金がガザに運ばれ、国境検問所や漁業水域も開放される。子どもたちは?子どもたちはまだしばらくあちらに残ることになるだろう」と、彼らはTwitterに書き込んだ。

人権団体アダラはイスラエルの決定を、「過激で野蛮」および「違法」と呼んだ。

「人の遺体を交渉の切り札に利用する方針は、最も基本的な普遍的価値と、残酷で非人道的な扱いを禁ずる国際法に反している」と、同団体は声明で述べた。

AFP

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