
アラブニュース
ドバイ:エジプトは、スーダンと南スーダンで洪水に被災した人々を支援する取り組みの一環として、食料品と医療支援物資を積んだ航空機をハルツームとジュバに派遣した。地元日刊紙 『エジプト・トゥデイ』が報じた。
スーダンで最近発生した洪水により約100名が死亡し、16の州にわたる50万世帯が被災した。ハルツーム市の被害が最も大きい。
この動きは、洪水被災国の人々に救援物資輸送機を派遣するようにとのアブデル・ファタハ・エル・シシ大統領の指令を受けて実施された。
それと同時にハラ・ザイド・エジプト保健相が火曜日に、スーダンの人々に支援や援助を提供すべく、著名医師たちからなる派遣団を引き連れてスーダンに到着した。
派遣団には様々な専門分野の医師20名と看護職員1名が含まれていると、ハレド・ムジャハド保健省報道官は述べた。
医師団は、4グループに分かれてハルツーム市内の4地域に派遣され、洪水が引くまで被災した人々を支援することになるという。
ザイド保健相の訪問中に二国間会談も開かれ、スーダンの保健システムに必要なものについて話し合う。さらに、同保健相は被災地域のひとつを訪れ、そこでの健康状態について情報を入手することになっているとムジャハド報道官は述べた。
「我々は、SNS上で示されるエジプトの皆さんの愛と支援に圧倒されています」とスーダンのファイサル・モハメド・サレハ情報相は述べた。
彼はまた、「エジプトとスーダンの関係の深さは誰もが知っており、両国に影響を与えたいくつかの政治的事情により両国の深い関係はそのまま続いています。我が国に緊急支援を送ってくれたエジプト政府に感謝します」と付け加えた。