
「パレスチナ問題」の解決なしに中東の平和はない、ロシアが述べる
モスクワ:パレスチナ問題を解決することなしに中東の平和を考えるのは「誤り」だろうと、ロシアが述べた。
この外務省の声明は、イスラエルが火曜にホワイトハウスで、長く対立してきたバーレーンおよびUAEと国交を正常化させたことを受け、木曜に出された。
ロシアはこの動きを、イスラエルといくつかのアラブの国との間の関係正常化における「進展」と言及したが、「パレスチナ問題は依然として深刻」と述べた。
「この問題の解決を見出すことなく、中東で長く安定した状態を確保できると考えるのは誤りだろう」
モスクワは地域および世界で重要な役割を担う関係者に対し、問題解決のため「協調した努力を強化」するように強く促した。
外交上の中東カルテット和平交渉の枠組みや、アラブ連盟との密接な協調など、「ロシアはそのような共同作業の準備ができている」と、外務省は述べた。
米国のドナルド・トランプ大統領は、このユダヤ国家といくつかの他の国との間で、米国の仲介による同じような協定の締結が近いと述べてきた。
バーレーンとUAEは、1979年のエジプト、および1994年のヨルダン以降、イスラエルと国交を確立した初めてのアラブ国家である。
パレスチナの指導者マフムード・アッバースは火曜、イスラエルがその占領地から撤退することだけが中東に平和をもたらすことができると述べた。
AFP