
ベイルート: レバノン有数の政治家ジブラーン・バシールがコロナウィルスに感染し、「中等」症であると、所属する政党が発表した。同国では至るところで感染例が急増している。
レバノンのミシェル・アウン大統領の義理の息子で、同国最大のキリスト教徒政治連合を率いる元外務大臣のバシールは土曜、数度の検査を行った後、自身の感染を発見したと、所属政党が公表した声明文は述べている。
「バシールはこの声明文を公表し、最近接触のあった人たち全員に知らせたかった。個別に全員と連絡をとることができなかったためだ。また、この事実を事前に把握していなかったことを謝りたいと述べている」と、自由愛国運動は声明文で述べた。
バシールは自己隔離の上、リモートで勤務する予定であると、声明文は言う。バシールが最後に85才のアウンに会った時期については、具体的に触れられなかった。レバノンの主要な政治家たちはここ数週間、新しい政府を形作る取り組みの中で頻繁に会っていた。
同国では大打撃を与えた8月4日の港での爆発の後、コロナウィルス感染が急増してきた。土曜、同国の1日の新たな感染者数は過去最多となる1,280人を記録した。このウィルスで少なくとも340人が死亡している。
ロイター