
ベイルート:10月9日、ベイルートのビル内で燃料タンクが爆発し、4人が死亡、数人が負傷したとレバノンの赤十字社が伝えた。
Tariq Jadidah地区西部で起きたこの爆発の原因はすぐには明らかとなっていない。国営通信社の報道によると、ビルの地下にあるパン屋から火災が発生したという。
消防隊がすぐに鎮火し、火事で部屋から出られなくなっていたビルの居住者らをはしごを使って降ろし救助した。
レバノン軍もまた、現地に派遣され弥次馬らを追い払った。
この爆発の2ヶ月前には、ベイルート港で大規模爆発が発生し、200人近くが死亡、約6,500人が負傷し、数十億ドルの被害が出ている。8月4日、ベイルート港で肥料に使われる爆発性の高い化学物質、硝酸アンモニウムが、3,000トン近く爆発した。この硝酸アンモニウムは同施設に約6年間保管されていた。
硝酸アンモニウムへの引火の原因は未だわかっていないが、これまでに港や税関の職員を中心に20数人が拘束されている。
レバノンの他の地域では、地中海の国々を襲っている熱波により、山火事が起きた。火事のはイスラエルとの国境沿いの村でも発生した。国営通信社によると、Wazzani地区では、火事が原因となり地雷が爆発したという。
これによる死傷者は出ていない。
隣国シリアでは、山火事により2人が死亡、湾岸のラタキア県で約20人が呼吸困難に陥ったと、保健省が伝えた。