


クウェート:火曜日、クウェートのナワフ・アハマド・ジャビル・サバハ首長は12月5日の選挙に先立って議員に向けた演説で、湾岸諸国が直面している課題を対処するために国民の団結を求めた。
議会選挙は、OPEC(石油輸出国機構)加盟国が、原油価格の低迷と、隣国のサウジアラビアとイランの間の継続的な緊張の背景に対する新型コロナウイルスのパンデミックによって引き起こされた流動性危機に直面している最中行われる。
前首長の死を受け権力を掌握した同首長は、「国民の団結は、挑戦、危険、危機に直面する上での我々の最強の武器であることが証明された」と発言した。
内閣と議会との間の度重なる衝突は、相次ぐ内閣改造と議会の解散につながり、投資と改革の努力を妨げてきた。湾岸諸国で最初に民主的な議会制度を導入した国の立法府の議会は、法案の通過を阻止したり、大臣に質疑することができる。
シェイク・ナーセル・アル・ムハンマド・アル・アハマド・ アル・サバーハ首相は、補足的な立法議会の開会についても言及し、ゆりかごから墓場までの福祉国家において「国民に害を与えることなく、収入源を多様化し、支出と消費を合理化する」ためのさらなる努力を求めた。
同氏は、政府が、公的部門の給与と補助金が2020-2021会計年度の支出の71%を占めた予算を賄うためのより持続可能な手段を模索していると述べた。
約1400億米ドルの経済は、今年、460億米ドルの非常に大きな赤字に直面している。優先事項は、クウェートが国際的な債券市場を開拓することを可能にする法案の立法上の行き詰まりを克服することである。
債務法案に反対する議員たちは、昨年度の歳入の89%を占める石油輸出への依存を減らす政府の計画を明確にするよう求めた。
同首長は、アラブの団結のために、石油と投資の政策、バランスの取れた外交政策を維持することが期待されている。
同首相はスピーチの中で、2017年半ばからサウジアラビアとその同盟国がカタールをボイコットしている湾岸紛争を終わらせるための調停努力を継続すると述べた。また、同氏は、パレスチナ人の人権に対する自国の支持をあらためて表明した。
ロイター