• モーガン・オータガス報道官は、新大使はイランのイスラム革命防衛隊（IRGC）のメンバーだと語った。

サイード・アル=バタティ

ムカッラー：アメリカは水曜、イエメンのフーシ民兵に新大使を就任させたことにイラン政府を非難した。これは、戦乱の国へのイランの影響程度を示すものだと米報道官が語った動きである。 

モーガン・オータガス報道官は、新大使はイランのイスラム革命防衛隊（IRGC）メンバーで、レバノンのヒズボラとのつながりがあると語った。

「イラン政府は、レバノンのヒズボラとつながりがあるIRGCメンバーのハッサン・イルルー/エアロウをフーシ民兵の『大使』に見せかけてこっそりイエメンに持ち込みんだと同報道官はツイッターで語り、イエメンにイランとその大使を非難するよう促した。「フーシ派を使って悪の影響を拡大するイランの意図は明らかだ。イエメン人はイルルーとイランにノーを言うべきだ。」 

土曜、イラン外務大臣は、イエメンへの同国新大使であるハッサン・エアロウ氏はフーシ派に制圧されたサナアに到着したと語り、イエメン大衆と高官の間に混乱を引き起こした動きである。

イエメンの外務大臣は月曜、国連安全保障理事会にイラン発表に関する苦情を述べた手紙を送付し、イラン政府が「国際法と決議2216を含む安全保障理事会決議」に違反していると非難した。

イランの発表は、フーシ派と国際的に承認された政府が囚人数100人を交換する際にあった。 

イランのフーシ派に対する継続的な軍事的財政的支援に対して抗議し、イエメン政府は2015年、イランとの関係を断ち、在イエメンのイラン大使を追放し、テヘランのイエメン特使を召喚した。

これにもかかわらず、イラン外交官はサナアに居続け、フーチ派関係者はテヘランでイラン高官との会合を多数行った。

イランの動きに対するアメリカの非難に対応して、イエメン政府はイエメンにおけるイランの干渉を制限するアメリカの取り組みを支援すると語った。「イランの拡張論的野心を抑える米政権の堅固なスタンスを高く賞賛する。イエメン政府と国民は、イラン革命防衛隊により画策されたクーデターを終わらようと5年間奮闘している」とムアンマル・アル=アリヤニ情報大臣は木曜、ツイッターで語った。

イエメンの軍政専門筋は、軍が地上の状況改善に失敗するにつれ、反乱軍は政治的にますます孤立化しているので、イラン政府はフーシ派を政治的、軍事的に支援しようとしていると語った。

イエメン軍報道官のアブドゥ・アブドラ・マジリ准将は、イランの新大使は政府軍に対する軍事活動を指令し、 フーシ派への武器積荷の到着を促進するだろうと語った。

「新大使はこの民兵を支配するイランからの軍統治者だ」と同氏は語った。

政治アナリスト筋は、イラン政府はイエメンに新大使を送ることで、フーシ派をイエメンの正当な権威と認識し、同グループに対する支援を確認することの世界に向けたメッセージを送っているとも論じている。

「イランがフーシ派が同陣営の一部で、イエメンでの戦争を終結させたいものはテヘランを訪問しろと言いたいのだ」と、イエメン情報省次官で政治アナリストのナジーブ・ガラーブ氏はArab Newsに語り、イランの動静が平和に導くよりもイエメンでの戦争を長引かせるだろうと付け加えた。

「フーシ派の決定はイランとその予定に依存している。このイランの行動はイエメンでの戦争を長引かせることになるだろう」と、同氏は語った。