
カイロ/アンマン:シリアのトップ外交官であり、長年にわたり外務大臣を務めていたワリード・アル・ムアレム氏が死亡したと国営テレビが月曜日の早朝に報じた。同氏は、10年前の紛争の火付け役となった平和的な抗議者に対するシリアのバシャール・アル・アサド大統領の血なまぐさい弾圧の断固たる擁護者だった。
死因の詳細は不明だが、79歳の同氏は長年にわたって心臓に問題を抱えて体調を崩していた。
アル・ムアレム氏は2006年に初めて外相に任命され、副首相も務めていた。
ベテラン外交官は、シリアがイランとロシアにさらに傾くのを経験した。これは、アサドの支配を強化し、独裁主義の指導者がかつて反乱軍に奪われた領土の大部分を取り戻すことを可能にした。
シリアはおよそ10年前、アサドが2011年に彼の家族の支配に終止符を打つことを求めるデモ参加者に対する残忍な弾圧を開始した後、内戦状態に陥っている。
アル・ムアレム氏は、ワシントンと西側諸国が同国の不安を煽っていると非難し、数十万人の死者を出し、何百万人もの難民の流出をもたらした紛争で、武装した反乱軍を「テロリスト」と呼んでいた。
ロイター