
サイード・アル・バタティ
ムカッラー:熱帯低気圧(サイクロン)ガティがソマリアを襲ったとき、強風によって破壊された漁船に乗っていた7人のイエメン人漁師が死亡した。
ソマリアで記録史上最強のサイクロンが11月22日、日曜日の早朝に発生したとき、ソマリア北東部のハフーンで、7人の漁師たちは防波堤の中に船を停泊させ、風雨から守られて睡眠を取っていた。
イエメンのハドラマウト県南東部の都市、ムラッカーの漁業協同組合のオメル・ガンベット組合長は、漁師たち全員がクサイル村出身者で、ソマリア海域でマグロ漁をしている数十人のイエメン人たちの中にいた者たちだ、とアラブニュースに語った。
7人の男性の遺体は、難破した自分たちの漁船の残骸の近くで発見された、と同組合長は語った。
サイクロン・ガティは22日にイエメンの離島、ソコトラに大惨事をもたらした後、ソマリアの地域を襲った。
集中豪雨と強風がハフーンとフルディヤの村々を破壊し、少なくとも8人が死亡し、数千人が家を失った。
イエメンの地元当局は、7人の漁師たちの家族に金銭的な補償を命じている。
22日にこのサイクロンが初上陸したソコトラの住民たちは、三日三晩続いた雨が鉄砲水を引き起こし、この島の行政府所在地、ハディオ内とその周辺の家屋に損傷を与え、自動車を押し流した、とアラブニュースに語った。
「人々は食糧援助を心底必要としています」と、ある地元政府関係者は語った。
分離主義者たちが6月にソコトラを占拠してから、この島は政治権力と安全保障の問題に直面してきている、とこの関係者は付け加えた。
「機能している公的機関が存在しないので、私たちには誰が救済活動を担うのかわかりません。人道的支援は一切ありません」と、匿名を条件にこの関係者は語った。
イエメンの暫定首都、湾港都市のアデンで、政府当局と地元病院は鉄砲水を恐れ、警戒態勢に入った。
8月の集中豪雨と洪水で、この内戦で疲弊した国中で20人が死亡し、数千人が家を失った。
イエメンの最新速報で、同国の気象庁が24日、漁師たちに海へ出ないように警告し、イエメン西部・南部・東部地域で、強い雨が降ると予報を出した。
死亡した国民
西部のフダイダ県で24日、フーシ派の反政府勢力により敷設されていた地雷が自動車を破壊し、9人の市民が死亡し、その他数人が負傷した。
この爆発は、アル・トゥハヤタとコカをつなぐ幹線道路上で発生した。地元政府当局は、フーシ派戦闘員がこの地域の政府軍を狙って、地雷を敷設したと考えている。
反政府勢力がフダイダ県で新たな領土の占拠を推し進めているので、この県で数カ月間紛争は、猛威を振るい続けている。
イエメン南部の人口密集都市、タイズ県で24日、反政府勢力の迫撃砲が自宅を直撃し、母親とその2人の子どもたちが負傷した。
フーシ派武装勢力はタイズ市の繁華街の占拠に失敗した後、ここ数週間にわたって、市内の住宅地域の爆撃する回数を増加させている。