
ベイルート:ナゴルノ・カラバフの紛争地帯での戦闘が終了したことを受け、親トルコ派シリア人兵士900人以上がシリアに戻ったと、英国を拠点とするシリアの戦争監視機関が水曜に述べた。
11月9日の停戦は、アゼルバイジャンとアルメニアの間の戦闘を終わらせた。この戦闘は、1990年代の戦争でバクーの支配から脱したアルメニア民族の飛び地をめぐり、1ヶ月以上続いていた。
トルコはアゼルバイジャン軍と一緒に戦わせるため、数百人のシリア人傭兵を送り込んでいることで非難されていた。ただし、アンカラはこれを否定している。
監視機関のシリア人権監視団によれば、合計2,580人以上のシリア人戦闘員がバクーを支援するために送り込まれ、そのうち293人が死亡したという。
「親アンカラ派の兵士900人以上が数回に分けてシリアへ戻った」と、監視団のラミ・アブデル・ラーマン代表は最近11月27日に述べている。
残りの兵士たちも近日中に帰還すると予想した。
帰還兵たちは、戦争で引き裂かれシリア北部の、親トルコ抵抗勢力支配下にあるアフリーン、ジャラーブルス、アルバーブなどに戻ったと、アブデル・ラーマンは述べた。
フランスは11月中旬、アルメニアとアゼルバイジャンの停戦協定を仲介したロシアに対し、外国人兵士の帰還など、関連する「曖昧な」問題を解消するように要請した。
その時、匿名を希望するあるフランスの外交関係者は、紛争に展開された外国人兵士の撤退を「地域の安定にとって基本的な要素」と呼んだ。
AFP