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解説:今年のラマダンにサウジアラビアを訪れてウムラを行うには

2021年4月13日、ラマダンの断食月にマッカ・大モスクのカアバ周辺で夜のタラウィの祈りを行うムスリム礼拝者たち。(AFP)
2021年4月13日、ラマダンの断食月にマッカ・大モスクのカアバ周辺で夜のタラウィの祈りを行うムスリム礼拝者たち。(AFP)
2021年4月13日、ラマダンの断食月にマッカ・大モスクのカアバ周辺で夜のタラウィの祈りを行うムスリム礼拝者たち。(AFP)
2021年4月13日、ラマダンの断食月にマッカ・大モスクのカアバ周辺で夜のタラウィの祈りを行うムスリム礼拝者たち。(AFP)
2021年4月13日、ラマダンの断食月にマッカ・大モスクのカアバ周辺で夜のタラウィの祈りを行うムスリム礼拝者たち。(AFP)
2021年4月13日、ラマダンの断食月にマッカ・大モスクのカアバ周辺で夜のタラウィの祈りを行うムスリム礼拝者たち。(AFP)
2021年4月13日、ラマダンの断食月にマッカ・大モスクのカアバ周辺で夜のタラウィの祈りを行うムスリム礼拝者たち。(AFP)
2021年4月13日、ラマダンの断食月にマッカ・大モスクのカアバ周辺で夜のタラウィの祈りを行うムスリム礼拝者たち。(AFP)
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26 Apr 2021 10:04:38 GMT9
26 Apr 2021 10:04:38 GMT9
  • ハッジ・ウムラ省のアムル・アル・マッダ博士が、儀式に関するよくある質問に回答
  • グランドモスクの収容人数は保健省のCOVID-19対策に基づいて決定

Mohammed Al-Surami

ジェッダ:サウジアラビアのハッジ・ウムラ省は、ラマダン月のウムラおよび礼拝許可証の発行に関するガイドラインを発表した。ワクチン接種が最優先事項となっており、礼拝者はコロナウイルス(COVID-19)ワクチンを少なくとも1回接種していないと、メッカのグランドモスク、メディナの預言者のモスクのいずれにも入場できない。

また、イスラム問題・ダワ・ガイダンス省は、2つの聖なるモスクを訪れる人々の安全、健康、安心を確保するために、あらゆる予防措置をとる必要性を強調している。昨年10月に7ヶ月間の礼拝とウムラの停止が解除されて以来、何百万人もの礼拝者がマスクを着用し、物理的な距離を保ちながらモスクを訪れている。

ラマダンの最初の10日間だけでも、グランドモスクには150万人の参拝者が訪れたと推定されている。Arab Newsによる独占インタビューで、ハッジ・ウムラ省のハッジ・ウムラサービス担当副大臣であるアムル・アル・マッダ博士が、このラマダンでイスラムの儀式を行いたいと考えている巡礼者や参拝者のありとあらゆる質問に答えてくれた。

メッカのグランドモスクの収容人数はどのくらいでしょうか?

グランドモスクは、毎日5万人の巡礼者と10万人の参拝者を迎えることが可能です。

王国外からの巡礼者はラマダン中にウムラを行うことができますか?

はい、数カ国の巡礼者がウムラを行います。

国内と国外の巡礼者や参拝者には同じ健康条件が適用されますか?

2020年8月20日に発行された勅令では、グランドモスクへの入場を希望するすべての人にCOVID-19ワクチンの接種が義務付けられています。海外から来る観光客や巡礼者は、ワクチンを接種したことを示す証明書を持っていなければなりません。

サウジアラビアで承認されているワクチン以外にも、ファイザー・バイオンテック社やオックスフォード・アストラゼネカ社のワクチンなど、受け入れ可能なワクチンはありますか?

ハッジ・ウムラ省は、承認されたワクチンと保健省の報告書に基づいて運営しています。ワクチンの承認プロセスは、保健省が提供する報告書に基づいて定期的に更新されます。

同省の評価プロセスでは、世界保健機関の評価、新しいワクチンのリスクの評価、およびこれらのワクチンの有効性に関する保健省の評価が考慮されています。

サービス提供者であるハッジ・ウムラ省は、ワクチンとその有効性を評価できる政府機関からの情報に全面的に準拠しています。各国の保健証明書は特定のシステムに従っていますが、ハッジ・ウムラ省は保健省からの情報に基づいて問題を処理し、それに応じて許可証を発行しています。

ハッジ・ウムラサービス担当副大臣のアムル・アル・マッダ博士(提供)

コロナウイルスの感染者が急増している国からの巡礼者に対して、ハッジ・ウムラ省はどのように対応しているのですか?

王国は、コロナウイルスの感染者が増加しているため、ウムラまたはその他の目的での入国が停止されている国からのフライトを停止しました。

その他の国ではコロナウイルスの感染者が増加していますが、ワクチンによってウイルスの感染を防ぎ、パンデミックの影響を緩和し、他の人にウイルスを感染させる可能性を減らすことができるため、他の国からのフライトは停止していません。巡礼者がすでにCOVID-19ワクチンを接種していれば、そのリスクはかなり低くなると考えられます。

巡礼者がサウジアラビアに到着してから、ウムラを完了するまでの道のりはどのようなものですか?

グランドモスクの収容人数は、保健省が採用している予防措置に基づいてあらかじめ決められていることを覚えておく必要があります。巡礼者は、EatmarnaアプリとTawakkalnaアプリで予約できます。予約が完了すると、参拝者や巡礼者に入場許可証が発行され、受付センターで証明書を提示することとなります。

受付センターでは、許可証の日付と有効性が確認され、許可証保持者のワクチン接種状況が確認されます。メッカに到着する前に、巡礼者は認可を受けた交通機関に移動サービスの料金を支払わなければなりません。この交通機関は、車両を消毒したり、座席の間を空けたりして、安全な移動を保証しています。その後、巡礼者はグランドモスクの指定されたバス停留所まで移動します。

例えば、Kudai Centerの巡礼者はKing Abdul Aziz Gateへ、Al-Zahir Centerの巡礼者はAl-Shabika Gateへと移動することになります。巡礼者は指定されたセンターに合わせて降車し、安全上の理由からもう一度許可証が確認された後、与えられた時間内にウムラを行い、礼拝することができます。

ハッジ・ウムラ省は、巡礼者がウムラを行うための別の方法も用意しました。これは、グランドモスクや中央エリアを見渡せるホテルに部屋を予約する方法です。ホテルでは、宿泊予約をした方が滞在中にウムラを行うことを申請できます。このサービスを希望する参拝者は、ホテルに予約を入れると、ホテルがグランドモスクの所定の収容人数内での予約の手続きを行います。

海外からの巡礼者について、健康状態がTawakkalnaシステムに入力されていない場合は、ヘルスケアセンターに行き、必要なサポートを受ける必要があります。母国で発行されたワクチン接種証明書に基づいて、健康状態が更新されます。その後、グランドモスクの収容人数に応じて、訪問者がウムラを行うのに適した日が予約されます。

ジェッダのキング・アブドゥルアズィーズ国際空港およびメディナのプリンス・ムハンマド・ビン・アブドゥルアズィーズ国際空港経由で到着する外国人巡礼者が安全に移動するために、どのような措置が実施されていますか?

ハッジ・ウムラ省と保健省、および公共交通局、メッカ市・聖地王立委員会、メディナ地域開発局をはじめとする警備・サービス提供者の間で高いレベルで調整が行われています。交通には統一の規格や手順が設定されています。これらには都市間・市内の交通や検査後に隔離が必要な巡礼者の宿泊も含まれます。

2020年10月4日、コロナ感染拡大を食い止めるための広範な予防措置が講じられる中、大モスクのカアバを周回する礼拝者たち。(AFP資料画像)

これらのすべての基準や手順が国内外の巡礼者の安全を確保し、巡礼がつつがなく行われるために計画、説明されています。リスク制御の措置は、巡礼者数の減少やウムラ中止に繋がりうる出来事を低減することが狙いとなっています。

ウムラシーズンが開始して以来、許可違反は記録されていますか?

いくつかの違反が発生しています。すべてのシステムで違反が発生が予測され、それらの違反は速やかにその場で処理されます。状況を監視するため、警備・サービス部隊が大モスク、サービスセンター、集合場所に大量に配備されています。

許可証なくウムラを行うとSR10,000($2,666)、同様に許可証なく大モスクで礼拝を行うとSR1,000($267)の罰金が科されます。違反者を罰する正式な仕組みが設立され、必要に応じて実行されていることがわかるかと思います。ただし、ほとんどの人は現状の規則や保健上の手順を遵守しています。

ウムラ許可違反の罰金の目的は?

罰金システムはメディナ・メッカの大モスクおよび預言者のモスクが総じてウイルス感染拡大源とならないように開発されました。各地で巡礼者の上限人数をあらかじめ定めているのはそのためです。

大モスクでウムラ、タラウィの祈り、夜の祈りを行いたいという思いは理解できるものです。しかし、世界が異例の事態となっている中、すべての人が一つになるべきです。罰金は単純に、巡礼者にも大モスクで働く人にも危害を起こしうる違反を防止することを意図したものです。

すべての手順が国内外の巡礼者の安全を確保し、巡礼が中断されることなく経験できるようにするために計画、説明されている。(AFP資料画像)

巡礼者のコロナ感染予防措置の遵守状況が監視・評価されることはありますか?

巡礼者の体調や保健上の手順・要件の遵守状況を監視するため、現場チームが24時間体制で対応しています。警備部隊もこの観点でハッジ・ウムラ省と協働しています。また関係各所が周知向上の取り組みを継続的に行っています。

免疫獲得者が順調に増えていることは、許可証の発行数の決定に考慮されていますか?

予定収容人数は毎日更新されています。現在では以前の2.5~3倍に増えており、今後も増えることが見込まれます。

考慮されるものは全体的な保健状況です。予定収容人数は、世界が直面する異例の事態に対する人々の意識向上に伴い増加する見込みです。状況により、対応した措置が必要となります。

ワクチン接種を受けた人が多いほど、リスクが低減します。もうすぐ人々は普段通りの生活に戻ることができ、すべての人が大モスクに歓迎されることでしょう。

現在大モスクで消毒活動が行われています。巡礼者を運ぶバスやその他の施設も消毒されるのでしょうか?

すべてのバス、チケットカウンター、整列・集合場所が定期的に消毒を行います。消毒のプロセスは各社が精査し、専門チームが消毒・殺菌時間の間隔を設定しています。消毒は重要な安全措置とみなされているため、バスは路線を一周するごとに、受付センターは30分毎に消毒を行います。

ワクチン接種要件は今年のハッジシーズンにも継続されますか?

この件に関してはまだ国王令が発令されていません。国王令が発令され次第、ハッジ・ウムラ省はしかるべき対応を取ります。

ウムラを開催した経験から、ハッジ・ウムラ省が今年のハッジ巡礼者の数を昨年より増やす可能性はあるでしょうか?

昨年、コロナ危機のピーク時は高リスクな状況でした。しかし、コロナ禍への対応方法が変化したことで、今回はまったく違う状況となっています。

マッカの大モスクの全貌。背景に時計塔がそびえ立つ。(AFP資料画像)

Arbab Al-Tawaif Establishmentsの設立総会の開催日程が発表されました。これらの組織は今年どのように巡礼者へのサービス向上に貢献するのでしょうか?

設立総会の開催、およびこれらの組織が会社化することで、資格を持つ外部の人々に対して門戸を開くことになり、それにより組織らを巨大な国家組織に成長させる後押しとなります。

これらの組織は巡礼者に仕える「国家的チャンピオン」になることが期待されます。これらの会社は組織改革により、提供サービス範囲を拡大し、資産を獲得し、株主と従業員の利益率を向上しながら運営する巨大組織へと変身を遂げます。

同時に、これらの会社は現地サービス業界の既存のコンテンツの発展・開発を始めます。ただ慣行と経験に依存するのではなく国際基準を採用することで、会社の力や地域で働く幹部たちの育成、提供サービスの質の向上に取り組みます。

これらの組織の量的・質的な変革により、質の高いサービスが保障されます。Arbab Al-Tawaif EstablishmentsからArbab Al-Tawaif Companiesに変身を遂げることで、優秀な頭脳を誘致するための条件整備とともに、巡礼者によりよいサービス、株主により多くの利益が提供されることが期待されます。

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  • Twitter: @md_sulami
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