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日本航空、サステナブル・ツーリズムを推進 「Any Wear, Anywhere」という取り組みを通じて

CO2排出量を減らす試みをするJAL。(AFP)
CO2排出量を減らす試みをするJAL。(AFP)
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06 Jul 2023 07:07:38 GMT9
06 Jul 2023 07:07:38 GMT9

アラブニュース・ジャパン

ドバイ:日本空港(JAL)と住友商事は7月5日から1年間に及ぶサステナブル・ツーリズムを推進する実証実験を開始した。

日本への旅行時に飛行機から排出される二酸化炭素量を減少させるというコンセプトで、特にパンデミック後に日本が旅行者に対して門戸を開いてからは、日本への訪問者数は急回復している。

JALは旅行者に対し、必要最低限のものを詰めてスーツケースは置いていくという、身軽な旅行を提案している。

旅行者は1カ月前に2週間分の衣服を借りられ、提携企業を通じてホテルや宿泊施設に配達してもらった衣服は後ほど回収されて洗濯やリサイクルされる。

旅行者は、季節、配色、フォーマルさに応じた衣装を借りられる。

また、スーツケースを置いていき、重量超過料金を支払う可能性がなくなるというこのサービスの料金も魅力的な要素だ。例えば、出張に出かける女性の支払い額は最大で5,000円(35ドル)となり、トップス5枚とボトムス3本が選べ、リネンシャツ、ズボン、スカートなどが用意されている。

レンタル衣服には小売店で使わなくなった過剰在庫を集めたものや、パートナー企業が集めた古着が用いられる。

これは13カ月にわたる実験で、この手法が旅行者の荷物全体の重量を減少させるのに実際に役立つかどうか、結果として飛行機による二酸化炭素排出量が減少するのかが試される。

小売店側の試みを全て担っている衣服レンタルサイトでは、旅行者の荷物が10kg減少すると、二酸化炭素排出量は推定7.5kg減少することになると主張している。

スケールを大きく考えると、この「Any Wear, Anywhere」という取り組みは、特に日本への旅行者が前年同月比で1,191%増加した今となっては、より健全でよりエコフレンドリーな環境に多大な貢献をするだろう。

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