
アラブニュース
パリ:エマニュエル・マクロン大統領は月曜日、カイロ地域でのテロ対策能力を弱めたくないため、将来フランスがエジプトへ武器を売却することについて、人権問題で制約をかけることはないと述べた。
エリゼ宮殿での両首脳の会談後、マクロン氏はアブデルファタハ・シシ大統領との共同記者会見で、「(人権をめぐる)意見の相違がありますが、防衛と経済協力については、この相違が原因で制約されることはありません」と述べた。
「ボイコットよりも対話を求める政策の方が効果的です。ボイコットは、テロとの戦いにおけるパートナーの有効性を低下させるだけです」と同氏は付け加えた。
一方、シシ氏はこの地域のエジプト人の未来を守るために努力していると語った。
「1億人のエジプト人の安全が私にかかっています」と同氏は述べ、ムスリム同胞団は過激派のイデオロギーをフランスや世界の他の地域に輸出していると非難した。
マクロン氏はまた、詳細はほとんど明らかにしていないが、北アフリカの国の人権問題について、シシ氏と率直に話をしたと述べた。
エリゼ宮殿での両首脳の会談後、マクロン氏はシシ氏との共同記者会見で発言した。シシ氏はフランスへの2日間の訪問を行っているが、エジプトの人権をめぐる問題が、フランスとより緊密な関係を育みたいという希望に影を落としている。
マクロン氏はまた、リビアの安定化には進展が見られるものの、外部からの脅威が続いていると述べた。
フランスはエジプトとその指導者を、シナイ半島とリビアのイスラム過激派に対する防波堤と見なしている。
フランスは朝早く、パリ市内を行進する騎兵隊のパレードでシシ氏を歓迎した。
(ロイター通信)