アラブニュース
ドバイ: オマーン国は、12月27日に新型コロナウイルスワクチンの接種を始めると国営通信社のONAが報じた。
アハメド・アル・サイディ保健相は、オマーンは24日にファイザーの15,600回分のワクチンを受け入れ、6月までに28,000回分のワクチンを受け入れると述べた。
慢性疾患を持つ人と医療関係者が最初に接種を受けると保健相は付け加えた。
一週間のオマーン出入国禁止を更新したにもかかわらず、国内のロックダウンの再導入の計画はないと保健相は述べた。
「オマーンのいかなる地域を封鎖する兆候や必要性はなく、疫学的サーベイランスが行われており、最高委員会が国内の封鎖を決定した場合、それは限定的になるだろう」と日刊紙Times of Omanが保健相の言葉を引用した。
オマーンは新型コロナウイルスの新たな変異種が国内に侵入することを防ぐため、22日午前1時から一週間、国境を封鎖した。
変異種はこれまでのウイルスと同様の症状を引き起こすが、70%以上感染力が強い。これまでにイギリス、他のいくつかのヨーロッパの国、オーストラリアと南アフリカで確認されており、イギリス保健相は20日、このウイルスは「制御不能」と述べた。
オマーンのコロナウイルス委員会は航空機、船舶及びトラック を経由した貨物は国境封鎖から除外されると述べた。また委員会は、変異種の疫学的状況を引き続き監視し、「状況に応じて適切な判断を下す」としている。