
イスタンブール:トルコ議会はトルコ部隊のリビアへの派遣を承認する法律を18か月延長した。
西リビアに位置する、国連の支援を受けたトリポリの政権との安全保障と軍事の協定締結に続き、その法案は1月に施行された1年の指令を更新した。
火曜日のトルコの判断は、10月にリビアで宣言された、国連の仲介による停戦にならったものであった。停戦協定は、外寇や傭兵の3か月以内の撤退を想起させた。
野党は延長反対に投票したが、トルコの与党と民族主義同盟による票により法案は通過した。
長年にわたる独裁者ムアンマル・カッザーフィーが追放され、殺害された2011年の暴動後、リビアは大混乱に陥った。
この石油資源に恵まれた北アフリカの国家は現在、トリポリ政権と東の反対派政権とで分裂されている。両政権とも地域勢力や外国勢力そして数々の地方市民軍によって支援されている。
トリポリを拠点にする国民合意政府へのアンカラの支援は、リビアでの戦争の形勢を一変させた。顧問、設備そして知恵を含む、トルコの軍事援助は、国の東半分を支配するリビア人司令官、ハリファ・ハフタルに忠実な軍勢による、1年に及ぶトリポリ攻略の軍事的な企てを阻止する手助けをした。
トルコはリビアに何千ものシリア人傭兵を派遣したと非難された。
トルコは昨年トリポリ政権と物議をかもしていた海事協定も締結し、トリポリ政権に、争われていた東地中海の経済水域の利用権を与えた。この取り決めはギリシャ、キプロスそしてエジプトと、トルコとの間の石油とガスの採油権をめぐる進行中の論争の緊張感を高めた。
AP