• 最近、ウシャク県の女性囚人のグループが身体検査をされる前に強制的に服を脱がされたと主張している
• ある議員は、警察と刑務所のハラスメントを非難した後、「テロリスト」のレッテルを貼られた

アラブニュース

アンカラ：トルコの警察が日常的に女性勾留者の服を脱がせて身体検査しているという主張は、政府と野党議員の間で言葉の争いに火を着けた。

親クルド政党である国民民主主義党のオメル・ファルク・ゲルゲルリオル議員は最近、女性の容疑者や勾留者がトルコ全土の県で警察から屈辱的な脱衣検査を受けていると発言した。

最近、エーゲ海地方ウシャク県の女性囚人のグループが身体検査をされる前に強制的に服を脱がされたと主張している。

しかし、トルコのスレイマン・ソイル内相はこの主張を否定し、ゲルゲルリオル氏を「テロリスト」と非難している。

「証拠もなくトルコ警察にこのような中傷を行う者は、人でなしで、恥ずべき人間で、下劣だ。ゲルゲルリオル氏はテロリストだ」とソイル氏は述べた。

しかし、議会の人権調査委員会のメンバーであるゲルゲルリオル氏は、真実を明らかにしたことで攻撃を受けていると述べた。

「私は女性、男性、子どもに対するセクハラに反対する立場に立っている」と述べた。

同議員の主張は、警察の手により組織的な性暴力を受けた経験を反体制派の報道機関に語った数千人の囚人によって支持されている。

これらの主張の中には、所持が禁止されているものを隠していないか、女性勾留者の子どもたちがオムツの中身を検査されたというものもある。

女性がソーシャルメディア上で脱衣検査を受けたという内容を共有した後の12月23日に調査が開始された。

一方、トルコの刑務所と拘置所の当局は、物議を醸している脱衣検査（当局は「入念な検査」と呼ぶ）の刑務所・拘置所での実施を擁護し、禁じられた物品が刑務所・拘置所に持ち込まれるのを防ぐための「必要」で「例外的」な行為と呼んでいる。

トルコの法律では、勾留者が武器やナイフを所持していると考えられる場合、脱衣検査が許可されている。

トルコ人権協会によると、過去1年間に170人近くの女性が身体検査を拒否した後に殴られている。

与党公正発展党（AKP）から分離したDEVA党のMustafa Yeneroglu副党首は、ここ数か月、同様の主張を調査してきたという。

「内相は根拠のない主張をし、トルコの人々を黙らせ、虐待することを擁護している。内相は法の支配を政府にとっての負担と考えているため、司法を威嚇することさえある」と同氏はアラブニュースに語った。

以前、議会の人権委員会の委員長を務めていたYeneroglu氏は、政府は疑惑を調査し、「犯罪があれば必要なことは何でもするべきだった」と述べた。

同氏は最近、4人の女性がウシャク県の拘置施設に入る前に脱衣検査を受けたと主張した。

「これらの人々にテロリストの汚名を着せれば、そのような行為はすべて適法とされている。彼らは政治犯の身体検査はするが、例えば麻薬取引などで有罪判決を受けた者の身体検査はしない」と同氏は言う。

保守的な家庭で育った女性の中には、その後、心理的な支援を必要とする人もいるとYeneroglu氏は主張した。

「彼女たちは自分の家族にこのトラウマ的な経験を告白することさえできなかった。彼女たちはまた、テロ捜査を受けるので当局を訴えることができない」と同氏は話した。

Yeneroglu氏は脱衣検査を「非人間的」で「重大な屈辱」と表現した。

「それは人間の尊厳の侵害であり、今では政治犯に対する一般的な行為となっている」と同氏は付け加えた。

ハッシュタグ「脱衣検査に黙っていないで」は、Twitterのトレンドトピックに残っていた。

主要野党である共和人民党のケマル・クルチダルオール党首も、12月22日に開かれた週に一度の議会グループ会合で、これらの主張は本物だと信じていると発言した。

反体制派の女性ジャーナリスト、Aslihan Gencay氏は、別の施設に移送される予定だった時に脱衣検査に異議を唱えたため、さらに1年を刑務所で過ごす可能性がある。彼女は3日間独房に入れられ、現在は刑務所による調査に直面している。