
ガザ:ハマスは土曜日、ガザの小児科病院を破損したという「野蛮な」イスラエルによる夜間攻撃を非難しましたが、イスラエル軍はガザからのロケット弾の発射に対応したものだと述べました。
イスラエル軍は、ガザ地区から2発のロケット攻撃を受けた後、ロケット製造現場、地下のインフラ、軍事基地の3つのハマスの標的を攻撃したと発表しました。
しかし、ガザを統治するハマスは声明の中で、「野蛮な」イスラエルの空爆が小児科病院と特別支援を必要とする人々のための医療センターを破損したと述べました。
ガザの医療関係者は、爆撃は子供を含む2人の民間人に「軽傷」を負わせたと述べました。
しかし、イスラエル軍は土曜日の午後、病院は攻撃しなかったと主張しました。
「ハマスのロケット製造現場への攻撃から引き起こされたと考えられる二次的爆発が、近くにある病院を破損した疑いがある」と軍の声明は述べました。
ハマスは「人口密集地域の中心に意図的に軍事標的となり得るものを配置する」が、イスラエル軍は「民間人や民間の建物に危害を加えないように、あらゆる予防策を講じている」と声明は付け加えました。
それ以前に発表された軍の声明によりますと、金曜日の夜、南部の港湾都市アシュケロンとガザ地区周辺でサイレンが鳴っていたということです。
「ガザ地区からイスラエル領土に向けて2発のロケットが発射された」と声明は述べましたが、それらはアイアンドーム空中防衛システムによって迎撃されたと付け加えました。
迎撃の結果としての被害の報告はありませんでした。
イスラエルの救急医療サービスは、ショックを受けた数人がそのための治療を受けたと述べました。
このパレスチナ領土からのロケット発射は、この沿岸部からイスラエルにロケットが1発発射されてから1か月以上経って後のことでした。
イスラエルがテロ組織と見なしているイスラム教徒グループのハマスは、2007年のほぼ内戦と呼べる紛争中、ライバルのパレスチナグループ、ファタハからガザの支配権を掌握しました。
その後ハマスは、約200万人のパレスチナ人が住むこの領土で、イスラエルと3度の壊滅的な戦争を繰り返してきました。
イスラエルはそれ以来、ハマスが武装するのを防ぐために、ガザ地区で強力な封鎖を維持し続けてきました。
AFP