
・100万人あまりの人々が洪水により何ヶ月も住む場所を追われ孤立している
・水を抑えて食べ物を探すのに日々苦労する人々の足元は泥だらけである
南スーダン、オールド・ファンガック: 南スーダンの洪水に囲まれた小さな土地で、家族連れが、仮設トイレを押し流しまだ水位が上がり続ける水を飲み体を洗う。
100万人余りの人々が気候変動の影響による激しい雨季による記憶にある限り最悪の洪水に見舞われ、何ヶ月も住む場所を追われ孤立状態となっている。
水位は6月に上昇し始め、農作物が流され、道路が水に沈み、内戦からの回復を目指す若い国の飢餓と健康状態を悪化させている。
AP通信は被害の大きかったジョングレイ州のオールド・ファンガックを最近訪れたが、子を持つ親たちはマラリアと下痢性疾患が流行る中、食料と医療を求めて胸まである水の中を何時間も歩いたと話した。
9歳の子を持つ母親Regina Nyakol Pinyは、自宅が浸水してしまったので今はWangchot村の小学校に暮らしている。
「ここには食べ物がありません。国連の人道機関に頼るか、あるいは薪を集めて売るしかありません。子どもたちは洪水のせいで病気になっていますが、ここには医療機関がありません」と彼女は話した。
彼女は祖国に平和が戻るのを心待ちにしているという。そうすれば医療サービスも提供されるようになり「それで私たちには十分です」と彼女は言った。
彼女の姪の1人Nyankun Dhoalは、11月に7人目の子どもを水に囲まれた状態で出産した。
「とても疲れていて、体が弱っていると感じます」と彼女は話した。彼女の片方の乳房は腫れており、赤ん坊には発疹ができていた。彼女は食料と、自分と家族が濡れずに過ごせるようなビニールシートを求めていた。
水を抑えて食べ物を探すのに日々苦労する人々の足元は泥だらけだ。
5歳の子を持つ母親Nyaduoth Kunは、洪水により一家の作物は破壊され、常に不足している食糧を買うために人々は貴重な家畜を売るなどして暮らしており、生活は何ヶ月も苦しいままだという。
一家は1日に2食しか食べられず、大人は空腹のまま眠ることも多いと彼女は話した。彼女は食料にするために睡蓮や野生の果物などを集め始めていた。世界で流行していて、資源の乏しい南スーダンでもほとんど気づかれずに広まっている新型コロナの流行についてはあまりよく知らないと彼女は話した。
「たくさんの病気が蔓延しているので、それが新型コロナなのかどうか分からないのです」と彼女は言った。
それよりも彼女が恐れているのは、家の周りの仮説の堤防が崩れて小さな子どもたちが流されることだ。
Wangchot村の村長James Diangは、洪水の初期の段階で「全てが急速に破壊されていき」数名が溺れてしまい最も影響の大きかった子どもたちを町の中心部へ送る決断を下した。
今は家畜が死んでおり、生き残った者をより渇いているエリアに移送していると彼は言った。残った住民は木の葉っぱや時々魚などを食べて生き延びていると彼は話した。熱と関節の痛みを訴える住民が多い。
AP通信