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レバノン最高裁が検察官は港の調査を再開可能と決定

前日の爆発の後、レバノンのベイルート港に立ち上る煙。2020年8月5日撮影。(写真:AP)
前日の爆発の後、レバノンのベイルート港に立ち上る煙。2020年8月5日撮影。(写真:AP)
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12 Jan 2021 04:01:55 GMT9
12 Jan 2021 04:01:55 GMT9
  • 8月4日の爆発事故に関してファディ・サワン判事が当局や公務員に尋問するためのゴーサイン
  • この爆発により200人以上が死亡および6,000人以上が怪我をし、首都の周辺地域全体が打撃を受けた

ベイルート:レバノンの最高裁が月曜、多くの死者と数千人の負傷者を出した昨年のベイルート港での大規模爆発を調査している検察官は、裁判所に対する法的な異議申し立てを受けて3週間活動を停止した後、作業を再開することができると述べた。

破棄院の決定により、ファディ・サワン判事は8月4日に起こった約3,000トンの硝酸アンモニウムの爆発に関して、当局や公務員に質問することが可能になる。硝酸アンモニウムは主に肥料として使われる高爆発性物質である。この爆発により200人以上の人々が死亡および6,000人以上が怪我をし、首都の周辺地域全体に打撃を与えた。

国営通信社が報じたこの裁判所の決定は、何十年にもわたって続くレバノンの免責文化を考えると調査が終わってしまうのではないかという不安を抱える、一般大衆の懸念を軽減する可能性が高い。爆発以降これまでに、約30人の人々が逮捕されてきた。そのほとんどが、港や通関の労働者である。先月、サワン判事はハッサン・ディアブ暫定首相と3人の元閣僚を訴追し、彼らの怠慢が数百人の人々の死を招いたと非難した。

ディアブと3人の元閣僚は、告訴の後の尋問に姿を現さなかった。

この喚問は、レバノンのほとんどの有力政治家や武装集団ヒズボラからの一致した批判に火を付けた。彼らはこの決定を政治的に動機づけられたものであると説明し、サワン判事に決定の再考を強く要請した。

サワン判事は調査を一時停止し、彼がディアブと3人の元閣僚を喚問することで法律と憲法上の手続きに違反しているとする非難に応答できるようにした。

批評家の多くはサワン判事への攻撃を、最高レベルでの説明責任をもたらす可能性のある前例を作ることを防ぐための、政治エリートによる企てと見なしている。

告訴された元閣僚のうち2人は現在も国会議員を務めており、自分たちを尋問するサワン判事の決定に異議を申し立て、その適法性に関する「法的な疑念」を指摘して破棄院に判事の更迭を求めた。

同国で最も高いレベルに置かれる同裁判所は月曜現在、この2人の閣僚に関する問題についてはまだ対応を決定していないと、国営ナショナル通信社は伝えている。

AP

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