
アラブニュース
ドバイ:カタールに拘束されていた3人のバーレーン人は、バーレーン政府が釈放された3人の引き渡しを促した後、王国に帰国した、とバーレーン通信社(BNA)が1月15日に報じた。
ボディビルのチャンピオン、サミ・アル・ハダッドさん、その友人のムハンマド・アル・ドサリーさん、漁師のハビブ・アッバスさんは、海で釣りをしていた間に、2つの別の事件で、カタールの沿岸国境警備機関に逮捕された後、1月14日にカタール当局から釈放された。バーレーンはこの3人の国民が、カタールの領海内にいたと述べた。
3人は配慮を受けたことから、バーレーンのハマド国王、皇太子、サルマーン・ビン・ハマド首相に感謝し、こうした配慮は、自らの釈放と帰国に大きな影響を及ぼしたと述べた。
3人はまた、無事帰国できるように尽力し、方策を講じてくれたシェイク・ラシッド・ビン・アブドラ中将が率いる内務省、アブドゥルラティーフ・アル・ザヤー二大臣が率いる外務省にも感謝を表明した。
3人は政府とバーレーン国民の両方から、「自分たちのために注がれた愛国的な関心」を目にして誇らしく思ったと述べた。
バーレーンの外務省は、「カタールで拘束されたバーレーン国民の釈放の話をまとめ、実行に移し、バーレーンへの帰国を促してくれたオマーン当局の努力に対して、オマーンに深い感謝と報恩の念」を表明した。
3人は釈放された後、15日にオマーンに到着した、とマスカットのバーレーン大使館が正式発表した。
カタールによるバーレーン国民の釈放は、「湾岸諸国会議(GCC)加盟国間の相互協力を強化するために、二国間の懸案問題を解決するために必要な意思を反映した措置だ、と同省は述べた。
この声明はまた、カタールがバーレーンの漁船で働くアジア人の船員たちを釈放し、彼らの人道的状況を考慮することを、バーレーンが希望していることも述べていた。
歴史的な都市、アル・ウラーで開催されたGCCサミットに続いて、サウジアラビア、UAE、エジプトとともに、バーレーンは1月5日、カタールとの3年に及ぶ不和を解消し、正式に外交関係を修復し、陸、海、空の国境を解放した。